学部長からのメッセージ

地域医療に横浜にある総合大学として何か貢献できないか、そして地域医療にはどのような人材が必要なのか。ここから看護学部設立への模索が始まりました。校訓「人になれ 奉仕せよ」をキーワードに、2013年に看護学部を開設することができました。

関東学院大学看護学部は、看護領域での専門家を育成すると同時に思いやりに溢れ人のために役立つことに喜びを見出す人材を育成するフィールドです。医療・保健・福祉の現場で適切な看護を実践できる能力、さらにはチーム医療というシステムの中で成果を達成するための調整能力、患者を気遣い医師たちに適切な情報を提供できるコミュニケーション能力を学ぶ4年間です。この能力を高めるために横浜南共済病院を始めとして、神奈川県内の4共済病院と包括契約を結び、実習体制を整えていますし、各診療科のスタッフや医師が教壇に立って講義を行うカリキュラムも実施しています。

関東学院大学看護学部の大きな特性は、総合大学ならではの学びができること。基本的な教養や素養を学べるばかりではなく、学部を超えた教授陣の講義や「キリスト教学」や「英語」など将来の人生に役立つ科目も用意されています。幅広い知識と専門的知識、それを活かす深い教養、そして常に人のために働く看護師を育てたいと思っています。

看護学部 学部長
教授 矢田 眞美子

三つのポリシー

1.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

看護学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、学部の理念・目的・教育目標に基づき、次の7つの入学者受入れ方針に適う人材を広く求めます。

  • 入学後の学修に必要な基礎学力としての知識を有する。
  • 人々の日々の生活や健康に対する関心と探求心を有する。
  • 人々の尊厳を尊び社会に貢献する意欲を有する
  • 文化・スポーツ・社会貢献活動に積極的に取り組む姿勢を有する。
  • 人々との関わりにおいて、人に寄り添い、また、人と協力し合える柔軟な姿勢と態度を有する。
  • コミュニケーションを効果的に図り、「多文化理解」「相互理解」を行なうための基礎的英語力を有する。
  • 将来、看護職者として看護の発展に寄与する意欲を有する。。
  • 2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

    看護学部は、学部の人材育成のために次に掲げる4領域17項目の教育課程を編成します。

    <知識・理解>
    1. 1.キリスト教及び自校史を学び、「他者への共感」、「多文化理解」につながる教養を培う。
    2. 2.人として、また看護専門職として豊かな人間性を涵養するために、総合大学の特性を活かした幅広く深い教養を培う(共通科目の適切な配置、他学部受講)。
    3. 3.体系化された初年次教育を通じ専門分野での学びのための基礎力(スタディ・スキルやアカデミック・リテラシー)を養う。
    4. 4.専門科目については、「専門基礎分野」「看護の基礎分野」「看護の展開分野」「看護学の統合と実践分野」「臨地実習」を配置し、講義・演習・実習が一体となるよう科目間の繋がりを十分配慮しながら、学生の成長に合わせた段階的教育を実施し、自己の専門分野に関する知識と方法論を修得させる。
    5. 5.地域志向科目(全学共通科目)及び関連した学部専門科目を通じて地域への理解を深める。
    <技能>
    1. 6.学生一人ひとりに向き合う対話型の教育・少人数教育・経験学習重視の教育プログラムを通じ、課題設定・問題解決能力及び高い看護実践力を培う。
    2. 7.少子高齢社会における健康と生活に対するニーズの多様化への対応とチーム医療の一翼を担うために必要な能力を培う。
    3. 8.体系的な語学教育、海外留学プログラム等の制度の活用・単位認定により、学生の海外派遣を促進するとともに、国際的なコミュニケーション能力を育成する。
    <思考・判断・表現>
    1. 9.フィールドワーク科目、ボランティア科目、海外インターンシップ等の学びの中での社会参加の機会を通じ、多文化を理解し、他者と共生するための思考力・判断力を養う。
    2. 10.キリスト教への理解を軸とした幅広い教養を基に、アクティブ・ラーニングによる能動的な思考・判断の繰り返しと、他者への協働により、公平・公正な判断力を養う。
    3. 11.グループワーク、ディベート、プレゼンテーション等の協働による能動的な学びの場を通じ、傾聴の姿勢と、自らの立場、考えをわかりやすく発信するための能力を培う。
    4. 12.「人間性」、「倫理観」、「科学的思考」、「判断力」、「調整能力」を培い、看護における理論・実践・研究を発展させる資質を育成する。
    <関心・意欲・態度>
    1. 13.入学直後から実施される全学共通のキャリア教育により、社会的及び職業的自立を図るための能力と社会人たる素養を培い、生涯にわたって学び、社会に貢献できる人材を育成する。
    2. 14.地域をフィールドとしたPBL科目、サービスラーニング科目を通じ、学びの中で社会に参加する機会を創出し、社会参加への主体性を培う。
    3. 15.自らの専門分野における知識、技術及び、幅広い教養を基に、アクティブ・ラーニングやゼミナール等により、多様な背景をもった他者と協働するための規律性と柔軟性を養う。
    4. 16.キリスト教及び自校史への理解を基に、PBL科目、サービスラーニング科目等による実践的な課題解決のための学びを通じ、社会課題に対して誠実に向き合う姿勢を養う。
    5. 17.看護専門職としての成長のために、主体的に自己研鑽することのできる能力を養う。

    3.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

    看護学部は、キリスト教に基づく建学の精神と校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、次に掲げる全ての能力(4領域15項目の能力)を備え、学位授与方針に適い所定の単位を修得した学生に学位を授与します。

    <知識・理解>
    1. 1.人々の生命の尊厳と権利を擁護できる豊かな人間性と高い倫理観を有している。
    2. 2.自分自身を理解すると共に他者の理解につながる、幅広く深い教養を有している。
    3. 3.本学が立地する「神奈川」の歴史・文化・風土等の特性を理解している。
    <技能>
    1. 4.看護実践経験と振り返りによる看護実践知を身につけている。
    2. 5.保健・医療・福祉の連携の下、チーム医療の協働の場において調整能力や看護の独自性を発揮できる基礎的能力を有している。
    3. 6.国際社会において協働できるコミュニケーション力を有している。
    <思考・判断・表現>
    1. 7.他者がもつ社会的・文化的背景を理解したうえで、自己を客体化して思考することができる。
    2. 8.倫理観と公平・公正の精神を持って、事象を判断することができる。
    3. 9.科学的・論理的思考力と創造的探究心、研究志向性を有している。
    4. 10.他者の意見に耳を傾けるとともに、自らの意見を適切な表現を用いて発信することができる。
    <関心・意欲・態度>
    1. 11.看護専門職としての成長のために、生涯にわたり、進んで知識・教養・技能を高めようとする意欲を有している。
    2. 12.社会・地域・組織の一員としての役割を果たそうとする主体性を持っている。
    3. 13.豊富な知識と広い視野のもとに、様々な背景をもった他者を尊重して協働できる。
    4. 14.問題に対して誠実に向き合おうとする実践的態度を身につけている。
    5. 15.地域社会の人々の健康と福祉に貢献したいという意欲を有している。

    学科

    看護学科

    看護学科

    学生一人ひとりに向き合う対話型の教育・少人数教育・経験学習重視の教育プログラムで、高い看護実践力を養います。医療の高度化、患者・家族のニーズの多様化、チーム医療の推進などに対応した学びで、「人間性」、「倫理観」、「科学的思考」、「判断力」、「調整能力」を養います。

    教員紹介

    氏名研究テーマ
    青木 由美恵 認知症高齢者とその家族への看護に関する研究
    リフレクション(内省)に関する研究
    飯尾 美沙 小児アレルギー疾患における患者教育
    小児慢性疾患患者のストレスマネジメント
    内山 繁樹 精神に障がいを持つ当事者とその家族への支援
    EBP(Evidence-Based Practices)に基づく心理社会的プログラムの実践
    貝瀬 友子 慢性疾患患者の治療選択要因と生活支援に関する研究
    利用者中心の保健医療福祉専門職の協働に関する研究
    勝川 由美 出産に関するインフォームド・チョイス支援研究
    日本式バースセンター研究
    木下 里美 クリティカルケア領域における緩和ケア看護に関する研究
    急性期でのチーム連携に関する研究
    坂梨 薫 退院直後の母親への育児支援に関する研究
    周産期医療の現状と課題に関する研究
    沢田 真喜子 思春期の健康支援と健康教育
    健康観察に関する研究
    人間形成に関する研究
    末永 真由美 看護師の生涯学習支援に関する研究
    セルフケア能力を高める看護に関する研究
    髙島 尚美 集中治療を受けている患者および家族の回復を支援する看護
    周手術期患者のQOLと看護
    留畑 寿美江 高齢者への看護技術に関する研究
    加齢と温熱応答に関する研究
    永田 真弓 慢性疾患のある子どものセルフマネジメント支援
    慢性疾患や障害のある子どもの家族への心理社会的支援
    馬場 薫 看護職のメンタルヘルス
    精神科における人的資源の活用
    平田 明美 看護管理者の役割認識とスタッフナースの育成
    看護の質保証のための看護管理教育のあり方
    深谷 安子 要介護高齢者のコミュニケーションに関する研究
    在宅および施設における要介護高齢者の自立支援に関する研究
    藤井 千里 高齢者の訪問看護・在宅療養に関する研究
    舩木 由香 看護実践能力に関する研究
    クリティカルシンキングに関する研究
    星名 美幸 がん専門病院における終末期がん患者への医療連携
    デスカンファレンスによる医療従事者の行動変容
    水野 祥子 青年期における性教育に関する研究
    矢田 眞美子 看護職のキャリア発達支援
    がん化学療法を受ける患者家族の看護
    山之井 麻衣 地域高齢者とその家族の健康維持・増進に関する研究
    地域療養者とその家族の在宅ケアに関する今日的研究
    吉原 高志 現代ドイツ児童文学の特質を時代との関連で考察する
    若林 律子 慢性呼吸器疾患患者の看護、呼吸ケア、慢性閉塞性肺疾患患者のセルフマネジメント