9月24日(土)に、水沼淑子教授のゼミナールに所属する学生たちが、キャンパス近隣の文化遺産をより多くの人に知ってもらおうと、野島公園にある旧伊藤博文金沢別邸で「和楽器演奏会」を催しました。

野島は江戸時代に金沢八景の一つとして歌川広重の浮世絵にも描かれた景勝地です。風光明媚な野島に、初代内閣総理大臣・伊藤博文の別邸として1898年に建てられた木造平屋建茅葺の建物は、明治憲法の草案づくりのゆかりの地でもあります。この旧伊藤邸は、2006年に横浜市の指定有形文化財として指定されたものの、老朽化が激しかったため、横浜市によって修理工事が行われ2009年から一般に公開されています。

住居史を専門とする水沼教授が修理工事の監修を担当したことを契機に、旧伊藤邸を近隣の方により身近に感じてもらおうと、2010年からゼミの学生がジャズコンサートや落語会などのイベントを毎年秋に開催してきました。

7回目となる今年は、伊藤邸の趣にあわせて和楽器の演奏会を企画。琵琶の榎本百香さん、尺八の川俣夜山さん、打楽器の冨田慎平さんを迎えました。初秋の野島で、集まった71名の観客は「さくらさくら」「村祭り」などの馴染みのある曲に耳を傾けました。また、庭園や通路をライトアップし、集まった人々の目と耳を楽しませました。

山口耕司さん(人間環境デザイン学科4年)は「昨年まで開催した落語会とはまったく違う企画を考えたので、機材を用意するなど新しく準備をしなければいけないことも多く大変でした。多くのお客さんに集まってもらい、今回のイベントを喜んでもらえたようで嬉しく感じています」などと振り返りました。


投稿日時:2016-09-28 11:00:00

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