10月29日(土)に湘南・小田原キャンパスで、関東学院大学法学部が主催し、日本学術会議会長を務めた広渡清吾東京大学名誉教授による講演会「日本の立憲主義の行方」を、開催しました。約100名の参加者があり、小田原キャンパスでの最後の文化祭「滄浪祭」に花を添えました。

昨年、国会で成立した安全保障関連法は、安全保障や外交における諸問題だけではなく、その論議の進め方や憲法上の解釈をめぐり、大きな論争を巻き起こし、日本の立憲主義の維持に対する懸念の声もあがりました。また、安全保障関連法に限らず、近年では特定機密保護法や刑事訴訟法改正などの国会審議をめぐって、同様の指摘が繰り返されてきました。そのため、日本の立憲主義についての理解を深めるために今回の講演会を開催しました。

広渡氏は、歴史的、論理的に日本の現状を説明。立憲主義について考えることは、憲法改正問題を考えるうえでもっとも重要であるとし、「制度としての立憲主義」と「原理としての立憲主義」という2つのレベルで、立憲主義について説明を行いました。憲法が法律を越えるものとして、憲法によって保障されているという角度から考えるのが「制度としての立憲主義」。そもそも憲法とは何か、どんな意義を持っているのかという根本から考えていくのが「原理としての立憲主義」。その2軸を中心に講演は進みました。

それらを踏まえ、最後に今後の立憲主義の行方について展望。広渡氏は「今後大小様々な憲法改正に関する議論が出てくると思います。しかし、この問題で重要なのは、戦後の日本を形作ってきた日本社会の立憲主義の根本的なあり方について問われているということを理解することです」と聴衆に語りかけました。

 

投稿日時:2016-11-19 10:05:00

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