関東学院大学大学院は、2006年に設置された文学研究科比較日本文化専攻の開設10周年を記念して、芥川賞作家の楊逸(ヤン・イー)氏による「キューバのヘミングウェイ」と題した講演会を12月10日(土)に関内メディアセンターで開催しました。約60名が、楊氏の講演に耳を傾けました。

楊氏は、中国の民主化運動に関わった若者たちの青春と挫折を描いた『時が滲む朝』で2009年に芥川賞を受賞しました。関東学院大学では、2009年から2014年に客員教授を務め、文学部と文学研究科の授業を担当。現在は、旺盛な文筆活動に取り組むともに、日本大学芸術学部教授としても活躍しています。

今年秋に、楊氏は共同通信社の論説委員らとともにキューバを訪問した経験をもとに講演。現地で目にした社会主義国キューバの現在と、20年以上をキューバで過ごした米文学の巨匠アーネスト・ヘミングウェイの足跡を語りました。楊氏は、ヘミングウェイが暮らした邸宅や『老人と海』の舞台となった漁村、ヘミングウェイが通いつめたバーなどを訪問した様子を語りました。ノーベル賞受賞作家が愛したキューバであるものの、現代文学の流通が著しく限られている状況なども紹介しました。

また、楊氏の講演の後には、岩佐壮四郎教授(日本近代文学)と小林照夫名誉教授(英国史、港湾史)が登壇。「比較文学科を誕生させた際には、異文化理解や共生という問題を真剣に考えていた。さらに比較文化という分野のさらなる発展を目指して、大学院に比較日本文化専攻を開設しました(小林名誉教授)」などと、比較日本文化専攻開設の経緯を説明するとともに、出席者と今後の大学院の発展を祈念しました。


投稿日時:2016-12-13 13:00:00

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