昨年9月に宮城県の東北大学川内キャンパスで開かれた表面技術協会の講演大会で、大学院工学研究科博士後期課程1年の井上雅行さんが行った発表が、学生優秀講演賞を受賞しました。なお、表彰式は3月10日(金)に埼玉県の東洋大学川越キャンパスで執り行われました。

 井上さんは「微細構造をもつ材料表面の微小水滴に対する走査電子顕微鏡を用いた評価」と題して発表しました。この発表では、化学的方法ではなくハスの葉のように、表面に凹凸があることで水が撥水する形状に着目。電子顕微鏡を用いて、撥水する素材の表面形状と水の関係について分析しました。表面に凹凸があることで水分を弾く素材は、ヨーグルトの蓋など食品の包装材などで利用されているものです。

 また、一般的に利用されている電子顕微鏡では、真空状態を利用して物体を観察することから、液体などの観察が難しいとされてきました。今回の井上さんの発表では、液体を電子顕微鏡を用いて観察する方法も提案し、高く評価されました。

 井上さんは、日頃電子顕微鏡メーカーに勤務する傍ら、社会人学生として関東学院大学の大学院に在籍。高井治教授(材料工学)、香西博明教授(高分子工学)らとともに、材料・表面工学研究所で研究を進めています。

 井上さんは「今回、発表した内容を、博士論文に生かしていければと思っています。また、微力ではありますが、こうした取り組みを、科学技術の発展につなげていくことができれば」などと語ります。


投稿日時:2017-3-31 10:00:00

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