5月26日(金)に日立金属・高輪和彊館(東京都港区)で、NPO給排水設備研究会と住宅設備の専門商社である橋本総業株式会社の共催による第26回みらい水回り学生論文賞の表彰式が行われ、亘理咲綺さん(工学研究科1年)が提出した論文「BCP・LCP Container’s Possibility」が最優秀賞に選ばれました。

 岩手県大船渡市出身の亘理さんは、2011年に発生した東日本大震災での被災経験から、トイレ、シャワー室兼洗濯場、台所兼洗面所を1つにまとめた給排水設備に特化した災害用コンテナを提案。被災時などの緊急事態でも、企業などが事業の早期復旧や継続を可能にするための計画BCPや、住民が通常の生活を早期に回復し住環境を継続するための計画LCPを考慮し、使用する場所や必要な設備に応じて、自由に設置し使用することができるよう設計しています。これまでに例を見ない新しい提案であることに加え、実際の経験をもとに、自治体等が想定している応急給水量などを、より細かく算定しコンテナ設備に活かしていることなどが高く評価されました。

 この災害用コンテナは、亘理さんの提案をもとに橋本総業株式会社によって試作品「パブリック」として製作。5月19日(金)、20日(土)に東京ビックサイトで開催された「みらい市」で展示されました。関係企業が多く来場するなか、災害時用水回りコンテナの提案は反響も大きく、今後は検証を通して実用化研究への展開も期待されています。

 亘理さんは「高校生の時に経験した東日本大震災の被災体験から、災害用コンテナを提案しようと考えました。自分が考えたコンセプトをベースにして、実際にものができるという体験をすることができ、協力していただいた方々には非常に感謝しています。現在の研究テーマも災害時における給排水衛生設備の計画・設計手法に関する研究なので、この賞に選ばれたことを励みに、今後も大学院での研究を頑張りたいと思います」と受賞の喜びを語りました。

 

投稿日時:2017-06-09 13:00:00

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