ミュージシャンやモデル、俳優などとして活動されている矢野デイビット氏を招いて、イベント「~多文化共生と私たちができること~」を横浜・金沢文庫キャンパスで、12月14日(木)に開催しました。約200名の学生が出席。共に「多文化共生」について考えました。

 日本人の父親とガーナ人の母親の間に生まれた矢野デイビットさん。普段はミュージシャンやモデルとして活動をしていますが、ダイバシティをテーマにしたイベントの日本での開催や西アフリカのガーナ共和国で学校を建てるなどの教育支援活動にも力を入れています。講演では、そのような活動を取り組むにいたった経緯などを、自らのバイオグラフィーをもとに話しました。

 6歳のときに両親と兄、弟とともにガーナから日本へ移住した矢野さん。両親の離婚があり、8歳から過ごした養護施設で肌の色の違いが理由で受けたいじめなどを経験し、マイノリティについて考えるようになりました。そして、成長してバーで働いていたとき、お客さんにガーナのことを聞かれて、ガーナについて何も知らないことに気づき、お母さんがいるガーナへ行くことを決めます。しかし、日本で暮らしてきた矢野さんは、ガーナになかなかなじめず、ガーナ人にも日本人にもなれない「人と違う自分」を感じたり、ストリートチルドレンに出会ったり、さまざまな経験を経て帰国しました。帰国して気付いたのは、ガーナと比べて笑顔が少ない日本人。そこで、日本人の心を豊かにするためのイベントなどを日本で開催して、そこで集まったお金ででガーナを支援するプロジェクトに取り組もうと決めさまざまな活動に取り組んでいます。

矢野さんは「国際協力って何だろうと考えると、現地の人たちの自尊心を育てることなんじゃないかと思います。僕の力でそれがどれだけできるのかはわかりません。でも、信じたり、動き出したりしないとそれは世の中に存在することはないし、存在させるためには一歩踏み出す勇気が必要だと思います。今回お話させていただいた機会が、皆さんにとって一歩踏み出すきっかけになってくれたらいいなと思います」と語りました。

 出席した深澤ひよりさん(文学部4年)は「途中で、東日本大震災が起きたことを知らされたガーナの生徒たちが、みんな泣いている映像が流れました。私は被災地でボランティア活動などを行ったのですが、その映像を見て、国を越えてつながっている感覚になりました。矢野さんが『支援』という現地の方たちに対して上からの立場ではなく、一緒に寄り添って活動してきた結果だと気付かされました」と感想を語りました。

 

投稿日時:2018-1-19 17:30:00
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