3月2日(土)に、東京理科大学葛飾キャンパスで開催された「第21回化学工学会学生発表大会(東京大会)」で「CNTを導電補助材としたウェットプロセスによるSi負極の作製とその性能評価」と題して発表した熊本大河さん(理工学部応用化学コース4年)が、優秀賞(157件中19件)を受賞しました。

 太陽光パネルなどに利用されているシリコンは、インゴット(鋳塊)を切断することで得られますが,その過程で5割程度が切り屑として廃棄されています。熊本さんが所属する友野和哲専任講師の研究室では、この廃棄される切り屑から、再びシリコンとして生成可能なSiBr4を抽出して有効活用する研究を進めています。熊本さんは、SiBr4からシリコンを電気化学的に再生した後、電池材料としての性能評価を行い、既存の電池材料として応用できる各種条件を明らかにしました。

 熊本さんは「条件を繰り返し変えながら実験し、再生されたシリコンを利用した電池が、どれくらい充電できるのか?どの程度の耐久性があるのか?耐久性に差がある場合には、どんな要因があるのかを考察し、発表内容をまとめました」と話します。

 優秀賞を受賞したことを受けて「友野先生や友人からアドバイスを受けながら繰り返し発表の練習をしてきましたし、他の学会で発表した経験もあったので、準備はできていたと思います。今回、その成果が評価されてうれしく感じています。また,研究室の仲間や他の研究室の友人に発表を聞いてもらい、初めて聞いた人でも研究内容について理解してもらえるように努めました」などと語り、笑みを見せました。

 熊本さんを指導した友野専任講師は「シリコンを用いた電池は、現在利用されている炭素を用いた電池と比べると、容量も10倍ほどあり大変注目されています。今後、シリコンを利用した電池が実用化されれば、熊本さんが取り組んできた実験や発表も高く評価されていくでしょう」などと期待を示しました。

top表彰状を手にする熊本さん(左)と、友野専任講師(右)


投稿日時:2019-3-9 13:15:00

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