建築・環境学部の大塚雅之教授(給排水設備)が、一般社団法人日本建築学会の「2019年日本建築学会賞(論文)」を受賞しました。5月30日(木)には、東京都港区の建築会館で贈呈式が執り行われました。

 大塚教授は、大学院修了後、建築設備のコンサルティング会社での勤務を経て、当時の工学部建築設備工学科の助教授として1996年に関東学院大学に着任。2015年からは、建築・環境学部の学部長も務めています。長年にわたって、建築環境設備の水環境、給排水衛生設備を中心とした研究に取り組んできました。建設会社や建築設備機器メーカーなどとの共同研究や技術開発にも積極的で、研究成果が多くの建築物の設計に盛り込まれ、実装されています。具体的には、住宅や事務所ビルのトイレや洗面・台所シンクにおける節水化や節湯化に関するものや超高層・高層建築における排水システムなどで、大塚教授が携わった研究成果が実際の建物や実務でも活用されています。

 今回の受賞は大塚教授が取り組んできた「建物内排水システムの排水性能評価と計画・設計手法に関する一連の研究」が対象で、節水型のトイレの登場や、生ごみ処理のためのディスポーザーの導入などで生じた建築の排水システムに関する新たな課題に対する取り組みが「社会的貢献度および実用的価値は極めて高く、今後の同分野のさらなる発展に寄与することが期待される」と高く評価されました。

 日本建築学会賞は、国内の建築関連で最も権威ある賞で、論文、作品、技術、業績の各部門が設けられています。大塚教授は、論文部門で選考委員会での審査を経て受賞が決定しました。論文部門での受賞は関東学院大学では初めての快挙です。贈呈式では、日本建築学会会長の古谷誠章早稲田大学教授が、大塚教授に表彰状を授与。この他に、記念の賞牌として、古墳時代の鏡で4棟の建物が描かれた「家屋文鏡」のレプリカも贈呈されました。

 大塚教授は「取り組んできた研究の成果が、こうして高く評価され大変うれしく感じています。ともに研究に取り組んできた企業関係の皆さんや、研究室の卒業生、学生たちのおかげでもあると思っています。建築の水環境に関しては、まだまだ解決するべき課題を抱えています。都市や建物の省エネルギーや水資源確保など、本学でも推進するSDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できる研究を行っていきたいと思います。そんな活動を通して、社会に還元できる成果を挙げられるよう努力していきたいです。あわせて、講義や研究室での活動を通じて、この分野で社会に貢献できる人材をこれからも送り出せれば」などと話しました。

top表彰状を受け取る大塚教授(写真右)


投稿日時:2019-6-1 14:20:00

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