建築・環境学部3年の長橋佳穂さんが、学生を対象とした建築コンテスト「建築新人戦2019」に挑戦し、最優秀賞を受賞しました。

 建築新人戦は、大学や短期大学などに所属する学生が授業で取り組んだ設計課題作品を対象に実施されるコンテストです。今年は、552作品の応募があり 、一次審査を突破した100作品の建築模型・プレゼンテーションパネルが展示され、二次審査・公開審査会を通して、最優秀賞が選出されます。今年は、大阪市北区の梅田スカイビルで公開審査会が9月21日(土)に開催され、二次審査で選出された8名がプレゼンテーションを実施。長橋さんの提案する住宅「こころのすみか」が、最優秀賞に選出されました。

 「こころのすみか」は、かつて違法風俗店が立ち並んだ横浜市南区の黄金町を敷地として設定。長橋さんが「ひとの感情や欲を包み込み、ときにさらけ出す住まいが、道に伝わり街全体に広がるような場所」を設計しようと取り組んだ提案です。特徴的な湾曲したコンクリートの壁と、さまざまな建具や家具、植栽を組み合わせながら、住む人の使い方や考え方に応じて建築が変化し、周辺の気候や環境の変化を享受できる住まい方が可能な住宅です。審査員からは「案と本人に一体感があり、彼女が公共空間などのプロジェクトに挑戦した際、どんなものを作るのかを見てみたい。その都度違う建築を作ってくれそうな期待が持てます」などと高く評価されました。

 長橋さんは、昨年もこの建築新人戦に挑戦したといいます。「一緒に挑戦した友だちが、一次審査を通過したのに、自分が通過できなかったのが正直悔しかったです。だから、今年こそはという思いで、2年続けて建築新人戦に挑戦しました」と振り返ります。「自分が建築を通じて、どんなことを表現したいのかを自問自答しながら、自分の想いをどうすれば表現できるか工夫しながら取り組みました。今までは、自分がやっていることがどう評価されるのか不安に感じていました。今回の審査を通じて、自分が学校外で評価してもらえたこと、自分が憧れている建築家の方からも高く評価していただいたことで、自信がつきました」と笑顔を見せます。

 建築・環境学部の粕谷淳司准教授(建築デザイン)は「こうしたコンペで、100選程度までに選ばれる技術は私たちの指導を通じて身につけることも可能だと思います。しかし、最終審査で評価されるには、そうした技術の部分だけではなく、制作する学生自身の強い思いが必要です。今回は、長橋さんが社会をどう捉えているかや彼女自身の作品に対する誠実さが、作品やプレゼンテーションを通じて審査員に伝わり、今回の結果につながったと思います」などと長橋さんの取り組みを評価しています。

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投稿日時:2019-9-30 14:15:00

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