長年の水防の啓蒙活動などへの貢献が認められ、河川工学が専門の宮村忠名誉教授が「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。9月20日(金)には、内閣総理大臣官邸で表彰式が執り行われました。

 宮村名誉教授は、1982年に当時の工学部土木工学科に着任。2010年3月に退職するまでの28年にわたって、関東学院大学で多くの土木技術者の育成に尽力してきました。研究面では、河川工学の第一人者として、国内外の数多くの河川で調査を実施してきました。研究成果を生かして、国や自治体の各種委員会で学識経験者として数多く参加するなど、治水や水防における社会的活動にも積極的に貢献してきました。

 今回は、特に1992年から26年間で通算18回にわたり、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県で開催された利根川水系連合・総合水防演習で、解説者として河川、流域の特性や水害の歴史及び水防工法の解説を行ってきたことや、住民を対象とした防災講演会で、水防の重要性を含む地域防災の意識の浸透に資する講演を行い、水防技術の向上、伝承、普及にも努めてきた活動が評価され、受賞につながりました。

 防災功労者内閣総理大臣表彰は、「防災の日」および「防災週間」にあわせて、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施や平時における防災思想の普及、防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体や個人を対象として行われています。表彰式には、今回表彰された5個人と84団体の代表者が出席。安倍晋三総理大臣は「皆様は、我が国で発生した各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また、防災思想の普及や防災体制の整備に尽くされました。これまでの皆様の御貢献、御労苦に対し、心から敬意を表しますとともに、深く感謝いたします」などと話しました。

 受賞を受けて、宮村名誉教授は「『水防』はうまくいった時には、その活動にスポットライトが当たることはありません。水防に関わる方々は特にシャイで武勇伝をひけらかすようなこともしません。そういう水防の世界の人たちを代表して表彰を受けることにしました」などと話しました。

首相官邸WEBサイト

top表彰後、夫人とともに安倍首相と握手を交わす宮村名誉教授(写真中央)


投稿日時:2019-10-1 16:10:00

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