2020年5月11日

学生の皆さんへ



新型コロナウイルス感染症に対応した本学の総合支援策について


学長 規矩 大義



 新型コロナウイルスの感染拡大が社会問題になって3ヶ月以上、特措法に基づく緊急事態宣言の発令と外出自粛要請、休業要請等が行われて1ヶ月以上が経ちました。学生の皆さんはこの間、自宅や下宿先にて自粛を強いられた生活のなか、一人ひとりが感染拡大防止に協力してくれていることに感謝します。
 新型コロナウイルスは、多くの人の健康を冒し、多くの人の命を奪っただけでなく、これまでの全ての当たり前を、当たり前でなくしてしまいました。それでも私たちは、この新型コロナウイルス問題から何かを感じ、何かを学び、それをこれからの行動に活かしていかなければなりません。行動変容が求められる人類共通の難題ではありますが、だからこそ私たちは、個々に生きるのではなく、力を合わせて生きてゆくことを強く意識しなければならないと考えています。


 本来であれば、4月から教室での授業が実施され、キャンパスで通常どおりの大学生活が送れるはずでした。本学は、皆さんが感染することも、皆さんが誰かに感染させることも、決して望まない。皆さんの命と健康を守るため、授業開始を1ヶ月遅らせ、且つ、当面はオンライン授業を実施することとしました。緊急事態宣言の延長が決定し、特定警戒都道府県である神奈川県においても、未だ感染拡大が懸念されるなか、電車等で横浜中心部や都内を通過して通学することや、大人数が教室に集うことには、もう少しだけ慎重にならざるを得ません。本学教職員もまた、5月18日(月)からのオンライン授業開始に向けて、全力でその準備に取り組んでいますので、どうぞ安心してください。


 ところで、新型コロナウイルス問題による社会活動の停滞で、経済的な影響が出ていることは既に大きく報じられています。学生の皆さんのなかにも、仕送りの減少やアルバイトの機会が失われる等、これからの学生生活に不安を感じている人も多いと思います。そして何より、この先、学業を続けることが出来ないかも知れないと不安に思っている学生に、私たちは心を寄せたいと思います。
 本学では、新型コロナウイルスの影響で家計が急変し、経済的に困窮している学生、今後の学業の継続に不安を抱える学生に対して緊急総合支援策を用意しました。
『新型コロナウイルス問題で休学や退学を余儀なくされる学生を一人でも少なくしたい』
という思いで、以下の方針のもと、物心両面の支援を行いたいと考えています。


 新型コロナウイルスの影響で休学や退学を検討している学生に対して、経済的支援(緊急奨学金、学費延納)と学修支援(長期履修制度)とによって学業を継続できる環境を作りたいと思います。
一方、この危機的状況下で、限られた原資のなか、本当に必要としている人に必要な支援が届くことを最優先としたこともご理解ください。そして、学生の皆さんも、我々教職員も、誰もが自分自身の置かれている状況を認識し、周囲の人々が置かれている状況にも思いを寄せて、相互扶助の理念のもとで支援し、支援される意識と温かさが学内に醸成されることを目指したいと思っています。どうかご理解とご協力をお願いします。


 皆さんが学び続けていくための具体的な7つの支援策は以下の通りです。それぞれの支援策の詳細、手続き方法等については KGUポータルで確認してください。

 

[支援策1 経済的困窮者への緊急奨学金(給付型)]

新型コロナウイルス感染症に関連して、又はその影響を受けて家計が急変した学生に対し、給付型の緊急奨学金制度を創設します。緊急の支援が必要な学生のために、申請受付後、できる限り短期間での給付を行います。
 ・緊急給付奨学金 (自宅外通学者 10万円、第1期500名)    
 ・緊急給付奨学金 (自宅通学者 5万円、第1期1000名)
  必要書類等の一部は給付後の提出で構いませんが、申請時に必要な書類があります。手続き方法等、詳細については後日KGUポータルで確認してください。

【第1期:受付期間5月18日~6月1日(必着)】

[支援策2 経済的困窮者への緊急奨学金(貸与型)]

新型コロナウイルス感染症に関連して、又はその影響を受けて家計が急変したことにより、中期的な支援が必要な学生に対し、貸与型の奨学金制度を創設します。緊急給付奨学金と組み合わせて申請することも可能です。
 必要書類等の一部は貸与後の提出で構いませんが、申請時に必要な書類があります。手続き方法等、詳細については後日KGUポータルで確認してください。
・緊急貸与奨学金(30万円、無利子、卒業後5年で返済、早期返還特典あり、第1期1000名)

【第1期:受付期間5月25日~8月31日(必着)】

[支援策3 学費等の納入期限の延長]

経済状況の悪化により、授業料他、学費等の準備に時間を要する学生に対し、2020年度の学費等の納入期限を大幅に延長します。
 ・春学期の学費等の納入期限を8月20日まで延長します。
 ・秋学期の学費等についても、最大で2021年1月末日まで延長します。
 延長された期限での納入が難しい学生には、緊急避難的な支援策5の適用をお勧めしています。

[支援策4 休学時の在籍料の免除]

新型コロナウイルス感染症に関連して、休学を選ばざるを得ない学生に対し、休学時の在籍料(10万円)を免除します。また、既に休学が承認され、在籍料を納入した学生については、在籍料を返金します。なお、できる限り休学を選択せずに学業継続を希望する学生には、支援策5をお勧めしています。

[支援策5 長期履修制度の新設]

学費等の納入期限を延長し、それでも学費の工面が困難な学生に対し、退学や休学を選択するのではなく、計画的な長期履修を勧めます。学費の納入を猶予したままで、学びを継続して頂くことを目的とした制度です。
申出により最大2年間、修業年限を延ばす代わりに、学費等の納入を猶予し、4年間分の学費で卒業ができます。家計や経済状況が好転した場合、再度、4年間での卒業を選択することも可能です。学びを継続して頂くための柔軟性をもたせた制度となっていますので、是非ご相談ください。

【受付開始:5月13日~ 】

[支援策6 オンライン授業の受講環境の支援(ノートPCの貸与)]

スマートフォンやパソコン等、オンラインでの授業を受講するための情報環境の整備が困難な学生に対してノートPCを無償で貸与します。(初回受付550台、第2期500台)
 ・スマートフォンを持たない学生には優先貸与します。
 ・自宅に占有できるパソコンが無い学生にも貸与します。(台数に制限があります)

【既に全ての学生(保証人)にお知らせし、受付を開始しています】 ※ 受付は、5月14日で終了しました。

申し込み件数が多数のため、抽選を行いました。申込み者に対し、抽選結果を5月18日までにKGUポータルにて通知しますので、そちらを確認してください。ノートPCの配送時期についても、記載しております。

 

[支援策7 オンライン授業の実施に伴う通信環境の改善への支援]

通信容量の制限等で、オンライン授業の受講に伴ってWi-Fi環境の新規契約や容量無制限等の契約に変更した学生に対し、費用の一部を通信環境改善奨学金として給付します。
 ・Wi-Fi新規契約を行った学生:2万円(2000名)
 ・通信容量の契約を変更した学生:1万円(3000名)

【受付期間:5月18日~6月30日(必着)】

携帯大手キャリアの場合、通信容量の増加プランを先に申し込んでいることが必要です。奨学金の給付は、大学への登校が可能になってから行います。新規契約、契約の変更内容が分かる書類を保管しておいてください。
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