2017年4月、法学部が湘南・小田原キャンパスから横浜・金沢八景キャンパスへと修学地を変更することが決まり、新棟の建設が進められています。 金沢八景キャンパスに新築される新棟について、その目的と特徴、活用方法などを施設担当の渡邊愼介常務理事が語ります。


フロアごとに明確な目的を持たせて


新棟は法学部修学地変更に伴う学生の増加のために新築されますが、法学部の学生だけのものではなく、他の学部の学生も利用できるオープンな性格を持っています。そのため、3号館と呼ぶことになります。

高さと明るさを感じられるデザインを採用し、5階まで吹き抜けにして、天井部分から太陽光がたっぷり入るようにしました。外から中が見えるように通路側をガラス張りにするなど、開放的な雰囲気を前面に出しています。

3号館は5つのフロアごとに用途を替えています。学生が集まる賑やかなオープンスペースから、上の階に行くに従い学ぶ場としての静粛性が保たれるようになっています。1階は学生が気軽に集まれるスペースです。憩いの場になるようなフリースペースと食堂、レストランがあります。食堂は学生が食事する場所ですが、食事時間以外も自由に出入りしてディスカッションする場として使うこともできます。最初の構想では食堂の他にカフェが入る予定でしたが、現段階ではレストランが入る予定です。

2階は教室です。新しい建物をつくるにあたり、キャンパス全体で空地率25%を確保する必要が生じ、7号館の一部を取り壊すことになりました。そのために教室の絶対数が足りなくなり、移転してくる法学部の学生のためだけでなく、他の学部生も使うための教室を2階につくります。

3階には、現在、情報教育の拠点である10階建てのフォーサイト21にある情報処理関係の学生が演習で使う部屋が移動してきます。これにより情報処理関係の演習や授業がより円滑に進むようになると思います。4階には会議室とゼミ室、最上階の5階には教員の研究室を置くことにしています。

吹き抜けの一部になっているエスカレーターはあえて3階止まりにしています。エスカレーターの可動音が響いてしまうため、静かな4、5階へは階段かエレベーターを使っていただきます。音に関しては、下の音が上ってこないように、音を遮蔽する工夫をしています。

大学の社会貢献の場としての期待


3号館は正門から入ってすぐ、外からいらした人にもわかりやすい場所にあります。手前にレストラン、奥に食堂を配置したのは、外部の方にも気軽にレストランを利用していただきたいという思いからです。

かつて大学の使命は教育と研究でしたが、今は社会貢献も大切な使命の一つです。大学における社会貢献とは、教育と研究を通して社会に貢献するという意味ですが、地域の方々との繋がりを強める、広めることも、大学ができる社会貢献の一つの形と考えています。今後の構想としては、金沢八景の発展のために活動されている地域の皆さんが会合を開くための部屋を大学が提供するといったことも考えています。キャンパスを開放することは、社会貢献の一環として意味のあることです。

地域との結びつきを強める活動は、地域のためだけではなく、学生の教育にも役立ちます。学生が社会に出る前に、社会に触れる良いチャンスです。地域が抱える問題に触れることで、自分が勉強してきたことが問題解決のためにどのように活用できるのかを考えることができます。答えが見つからなければ、自分の実力不足がわかり、これから学ばなければならない部分に気付くことができます。それは次の学びへのモチベーションになるのです。 

新しい3号館は学びの場としてだけでなく、学生同士や学生や教職員と地域の皆さんとの交流の場としても活用していただければと思っています。

渡邊 愼介
関東学院 常務理事(財務・施設担当)
横浜国立大学大学院工学研究科修了
2003年横浜国立大学副学長(兼務)
2012年学校法人関東学院常務理事

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