2013年11月19日(火)。横浜・金沢文庫キャンパスキリスト教講演会「新島八重と坂田祐をつなぐもの」を開催しました。大学宗教教育センターでは、年に数回キリスト教に関する講演会を企画・実施しています。

今回は、「サムライウーマン新島八重」などの著書をもつ守部喜雅氏と関東学院大学名誉教授の高野進先生講師に招き、同志社創設者新島襄氏の妻新島八重さんと初代関東学院院長の坂田祐先生の生涯について「会津」、「キリスト教」といった切り口からご講演いただきました。会場となった教室には文学部の学生のみならず、教職員、卒業生、地域の方など100名超の方が集まりました。

「会津出身の八重さんは戊辰戦争での敗戦により、「自分が生き残ったこと」、「新政府軍に対する憎悪」など精神的な痛みを受けましたが、兄を頼って出てきた京都でキリスト教と出会い、信仰。そこから「赦す」ことを学びました」と説明する守部氏。夫・新島襄の同志社設立を支え、夫の死後は日本赤十字社に入社、日露戦争では篤志看護婦として大阪の病院で傷病兵の看護活動をするなど、社会奉仕に献身する道を歩まれたとのこと。彼女の生き方は現代を生きる我々からみても「ハンサムウーマン(りりしい女性)」といえるでしょう、と語ります。

講演する守部吉雅 氏(左)と高野進 先生(右)

一方で、「坂田先生は白虎隊二番隊長日向内記の孫にあたりますが、幼少時の暮らし向きは決して良いものではなく、勉学の念を抑えて鉱山での労働に従事しました。その後、上京し陸軍騎兵学校へ入学、卒業後にキリスト教と出会い、信仰しました」と語るのは高野先生。29歳で陸軍を離れ第一高等学校、東京帝国大学で学ばれたことからも学ぶことに対する意欲は相当なものであったことが分かります。その後は東京学院の教師を経て、1919年に中学関東学院の設立時に学院長に就任。関東大震災や横浜大空襲で校舎の大半を失うなど度重なる困難に遭いながらも、学院の発展に尽力されたことをご紹介いただきました。そして、「お二人が生きた時代には30年ほどの差がありますが、『会津』、『キリスト教』の他、『教育』も共通点になるでしょう」と講演を締めくくりました。

「講演会のテーマはキリスト教をベースにタイムリーなトピックスを取り上げるようにしています。その中で、今年のNHK大河ドラマの主人公新島八重さんは会津出身でキリスト教の学校に携わった人物。この点に坂田先生との共通点を感じ、みなさんにも知っていただきたいと思い企画しました」と話すのは宗教教育センターのスタッフ。これからも皆さんの関心をひくテーマを取り上げられれば、と語ります。今後の開催につきましては、関東学院大学ホームページにてご案内いたします。

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