2013年11月29日(金)。横浜・金沢八景キャンパスにて理工/建築・環境学会研究発表講演会が開催されました。理工/建築・環境学会は、理工学部および建築・環境学部に所属する全教員・助手と学部生、大学院生によって構成されています。年に1回行われるこの研究発表講演会。学部における教育・研究の一層の充実と躍進を図ることを目的に、会員による研究発表や業績展示、学外講師による特別講演を行います。

今年度の特別講演は、独立行政法人海洋開発研究機構(JAMSTEC)高知コア研究所長の木下正高博士を講師にお招きし、「東海・東南海・南海巨大地震:どこまでわかったか~高知沖南海トラフ海底探査の最前線研究者の視点から~」と題する講演会を行いました。会場となったベンネットホールには理工学部土木・都市防災コースの学生のほか、教職員、地域の方など400名近くの方々が来場。

現在、木下博士はJAMSTECにて高知コア研究所長を務める傍ら、地球深部探査船「ちきゅう」による海底地盤・海底断層の調査に従事されています。講演の中では、巨大地震発生のメカニズムや「ちきゅう」による東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の断層の掘削調査の成果、さらには現在JAMSTECらが共同研究を進めている「南海トラフ地震発生帯掘削計画」についてご紹介いただきました。地震はプレートの沈み込みによって発生しますが、「ちきゅう」で掘削した東北沖・南海トラフの断層の試料を分析した結果、ともに摩擦係数が低い、すなわちプレートが滑りやすい特性があるということが分かったそうです。

「研究者になって、一次情報をとる、理論をつくる、フィールドに出ることを大事にしてきた」という木下博士。現在はプロジェクトマネジメントをする立場になったものの、生涯現役の研究者であり続けたい、と講演会を締めくくりました。

「2011年に東日本大震災が発生したことは記憶に新しいですが、次なる巨大地震が切迫していると言われています。そこで、東海・東南海・南海巨大地震に関する最先端の研究者のお話しを聞いてみたいと思い、講演をお願いしました」と経緯を語るのは、地盤工学が専門の規矩大義理工学部長。木下博士の研究に対する姿勢、真摯な受け答えもぜひ参考にしてほしい、と研究者やエンジニアを目指す学生たちへエールを送ります。

関東学院大学の各学部・部局では、学外の専門家を講師に招いて講演会を開催しています。今後も学生の学習意欲を高め、学生生活の充実を図るための取り組みを進めていきます。

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