2名のベトナム人研修生が来日。
関東学院大学が、ベトナムでの土木工学科新設を支援。

 関東学院大学に、2名のベトナム人研修生が現在2ヶ月間に渡って滞在中です。7月上旬のある日、2名の研修生は工学研究科の大学院生らとともに、水分を含んだ粘土と格闘していました。この日は、粘土に水を加えることで、どのように性状が変化するかを、実験で計測しようというのです。

 2名の研修生は、チャン・コック・クアンさんとズォン・トゥン・マンさんです。ベトナム国家大学ハノイ工科大学が、昨年秋に新設した土木工学科で、講師として授業を担当する予定です。ベトナムでは、土木工学に関連する大学教育の体制整備が近隣諸国と比べて進んでいないことから、建設関連分野への進学を希望する優秀な人材が海外に流出する状況が続いていました。ハノイ工科大学では、これらの状況の改善を目指し、土木工学科を新設。学科新設にあたって、建設技術者を長年育成してきた関東学院大学が、ハノイ工科大学を支援することを決定したのです。

 クアンさんは、コンクリート工学の授業を、マンさんは、地盤工学の授業を、ハノイ工科大学で講師として担当する予定で、今回は日本の土木工学の教育現場での実験の方法や、学生指導の方法を研修することなどを目的に来日しています。関東学院大学に訪れた印象を「とてもきれいで驚いた」と話すクアンさんは、ともに実験に参加する学生たちを「クリエイティブで、友好的な学生が多い」と評します。マンさんは「難しい実験も、先生方や学生たちがサポートしてくれて助かっています。ここで多くを学んでいきたい」などと話します。2人は2ヶ月間の研修を通じて、実験スキルや土木教育のメソッドの修得などを目指します。

 今回の教員研修以外にも、カリキュラムや実験施設の整備におけるアドバイスや、関東学院大学の教員を現地に派遣して特別講義を実施するなど、ハノイ工科大学での取り組みを全面的に支援しています。今後は、修士や博士の学位取得を目指す学生の受け入れも計画中で、関東学院大学で実験のスキルを磨いたクアンさんやマンさんから指導を受けた学生が、留学生として関東学院大学に訪れることも、そう遠くない未来のことです。



投稿日時:2019-7-19 13:00:00

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