関東学院大学は、ベネッセ総合教育研究所とベネッセi-キャリアと共同で、大学生の学びと成長のプロセスの可視化に向けた共同研究を進めています。

 関東学院大学では、高等教育研究・開発センターが中心に今回の共同研究に参加。大学生の学びと成長のプロセスを可視化することで、大学における教育の質向上を目指すことを目的にしています。今回の取り組みでは、特に初年時教育に着目し、学生の学修体験や行動様式を定量、定性の両面から調査し、成長の要因を探っていきます。

 具体的には、関東学院大学が全学共通科目の「キャリアデザイン入門」で導入している「大学生基礎力レポート」などのアセスメントテストの回答や同科目でのミニレポートの内容を分析。定量的な方法で成長を測定していきます。

 また、アセスメントテストやミニレポートの分析結果をもとに、成長したと認められる、あるいは学びへの意識が高まったと判断される学生を抽出し、インタビュー調査を実施。学生へのインタビューを通じて、主体的で意欲的に学ぼうとするきっかけになった、成長のトリガーを見極め、教育上の仕掛けづくりに挑戦します。

 この他、本研究では授業の実施方法や概要の紹介などに留まりがちな、学期初回の授業に着目。初回授業のあり方を見直し、学生のモチベーションを向上させるメソッドの開発に取り組みます。

 わが国の教育の現場では、知識や技能を重視して教育成果が測定されてきました。情報技術の発展やグローバル化の進展により、働き方や生活様式の変容が進むなかで、基本的な知識・技能を活用し、思考・判断・表現する力や、主体的に学ぼうとする意欲や態度も重視されるようになってきました。しかしながら、これらの能力や意欲を測定し評価する手法は現時点で確立されていません。本研究においては、知識や技能に限らない多面的評価の推進も目指します。

 2016年度からスタートしたこの取り組みは、2018年3月まで共同で実施されます。得られた知見を活用し、関東学院大学におけるファカルティ・ディベロップメント活動(教育の質向上に向けた組織的取り組み)に生かしていきます。

 高等教育研究・開発センター長を務める奥聡一郎建築・環境学部教授は「本研究で得られた成果は、大学教育の基盤になると期待しています。関東学院大学における教育に活用していくことはもちろんですが、他大学にも広く研究成果を提供し、学生の成長に向けた取り組みの一助になれば」などと期待を込めます。

 なお、本研究の中間成果をまとめた報告書を2017年3月に作成しました。報告書は、こちらからご覧いただけます。


投稿日時:2017-05-02 12:30:00

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