理工学部生命科学コース 川原一芳教授

私の研究室では数年前から警察庁の科学警察研究所と共同研究で、サリンやVXガスなどの有機リン系化合物を細菌の酵素を使って分解する研究を行っています。サリンやVXガスは、テロに使われる可能性がある神経ガスで、世界中の研究機関で酵素による無毒化の研究が行われていますが、日本の大学でこのような研究に携わっているのは本学だけではないでしょうか。私は細菌を材料に使った生化学が専門です。「応用微生物学」から「病原細菌学」までの広い分野で活動しています。分解酵素だけではなく、細菌由来の免疫活性成分の研究も行っています。生命科学の進歩は目覚ましく、私たちの研究を応用できる範囲は急速に拡大していると思います。

研究者には、一つのことに黙々と取り組む学究肌の人が向いているイメージがありますが、共同研究したり、成果を発表したりするためには社交性も必要です。私の研究室にはいろいろなタイプの学生がおり、互いに影響を与えながら成長しています。

 

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。

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