文学部現代社会学科 秋山薊二 教授

日本の多くの大学では、社会学と社会福祉学をそれぞれの学科に分けて設置していますが、本学では、社会で起きている問題の理解とその解決法には強い関連があり、一緒に学んだほうがよいとの立場から、現代社会学科で社会学と社会福祉学の両方の教育を行っています。

近年、「リジリエンス」という言葉が、心理学や社会学でよく使われます。もともとは「回復力」や「跳ね返す力」を意味する物理学の用語でした。これまでのソーシャルワークは、社会に適応できず、問題行動を起こしてしまった人を見て、なぜ問題を起こしたのかを調べ、対策を考える方法を取っていました。一方、リジリエンスの考え方は、困難な状況に置かれていても問題行動を起こさなかった人たちを見て、なぜ彼らは問題を起こさなかったのかを調べることで、社会問題の発生を低減させ、予防しようというものです。 この研究には、これまでのソーシャルワークにはなかった、ポジティブな側面に注目する、新たな視点が必要なのです。

 

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。

LINEで送る

 


 







Copyright © Kanto Gakuin All rights reserved.