文学部 比較文化学科 君塚直隆 教授

君塚教授の専門は近代イギリス政治外交史。イギリス王室の歴史について大変に詳しく、2011年4月29日のウィリアム王子とキャサリン妃の「ロイヤル・ウェディング」中継(NHK-BS1)では解説者を務めた。そんな君塚教授が、歴史の研究を通して学生に伝えたいことは?「たとえば、私が本を書くことで伝えたいのは、歴史上の人物の人間性です。その時代の人々の気持ちを伝えること、またそれが現代の日本にとってどういう意味があるのかを考えながら、本を書いています。昔の偉人たちの状況を知ることは、私たちに多くの示唆を与えてくれると思います。時代も場所も直面する問題も異なってはいますが、現代の私たちに教えてくれる普遍的なものがあるのです。だから、いろんな人物や、その人物たちが直面した問題を通じて、時代を解き明かしていくことの面白さを、学生たちに伝えていければと思っています」

「でも、半分冗談なんですが、ほとんど私は本は書いてないんですよ。いろんな文献を読んでいると、本人たちの霊が来てくれて、力を貸してくれます。それを私が現在の日本語に変えて伝えているだけなのです(笑)」

では君塚教授は、何のために歴史を学んでほしいと考えているのだろう?「たとえば、旅行に出かけるとしても、何も知らずに京都に行くと「あー古い寺だな」で終わってしまう。その建物をどんな人がどんな思いで作り、どんな祈りを捧げたのか、それを知ることによって価値観は変わります。歴史の知識があると、同じものを見ても意味合いが全く違ってくるのです。だから、自分の人生をより豊かにするために勉強をしてもらいたいと思っています」

 

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。

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