文学部比較文化学科 鄧捷(トウ・ショウ)准教授

中国湖北省出身の鄧捷准教授。大学院時代に来日して19年になる鄧准教授の関心は、「日本と中国の間に生きた文学者たち」である。

「私の専門は中国近現代詩ですが、日本の影響を受け、日本と中国のはざまで葛藤しながら生きた人たちに焦点を当てています」。

鄧准教授自身、北京大学在学中に天安門事件に遭遇。それまでの価値観が大きく崩れる体験をしている。 「それまでは、人民や国家のために勉強をし、何かを達成することに意義を感じていましたが、日々の自分に価値がある、と考えが変わっていきました」。その頃に読んだ日本の文学作品に、太宰治の「斜陽」や村上春樹の「ノルウェーの森」があり、共に深く共感したという。

「異文化理解や国際交流というと、言葉はキレイですが、対象とする文化や人物を知るだけでは不十分です。そこにとどまらず、自分の中の自明性を突き破り、自己を再構築する必要があります」と鄧准教授は言う。

 

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。

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