5月15日(金)、建築・環境学部の大塚雅之教授が、公益社団法人空気調和・衛生工学会第94期、95期の会長に就任しました。関東学院大学の教授が同学会の会長に就任するのは、建築設備工学界の草分け的指導者であった大澤一郎教授(1891-1972)以来2人目です。

 空気調和・衛生工学会は、1917年に暖房冷蔵協会として創立され、暖冷房・換気、給水・排水、衛生設備など、一般市民の生活に密着した設備やその仕組み・原理などを扱う学問領域で活動する学術団体です。15000名を超える学会員は、この領域の研究者と実際に設備設計や施工を行う設計者・技術者、装置を製作するエンジニア、運転・管理技術者などで構成されており、日本の工学系学会のなかでは10番目の規模を誇ります。また建築系では日本建築学会に次ぐ規模の建築設備関連の学会です。

 大塚教授は給排水衛生設備を専門とし、トイレの節水化、台所や浴室の節湯を考えた省エネルギー化など、生活空間における水まわりのエコ技術、また、介護や高齢者対応を考えた建築設計の変化に対応することのできる給排水システム、災害時の給排水設備の研究などを行っています。さらには、建物の水環境・給排水設備、温熱環境・空調設備、CO2削減、省エネルギー、長寿命化などの総合的な環境・設備性能評価も行うなど、地球環境に優しい建築環境・設備計画に関する研究にも取り組んでいます。同学会では、理事を歴任し、また企業と共同した研究開発にも積極的に携わるなど、これまで給排水衛生設備の分野において技術の普及に尽力してきました。

 会長就任にあたり大塚教授は「新型コロナウイルスの感染拡大で、世界は大きな危機に直面しています。空気調和衛生工学会としては、空調と衛生のキーワードで対応していくことが役割だと考えています。今後は、コロナウイルスそのものの対策に加えて、衛生管理と安全、熱中症、健康管理のための空調などと総合的にも捉えていかなければなりません。日本社会は、世界的に見ると成熟しており、空気・水環境ともに衛生的に整備されています。未だ発展途上にあるアジア諸国に対して、日本の進んだ技術を提供し普及させていくことも本学会の課題として捉えています。新しい様式に対応し、技術的な進歩および技術者の養成を進めていき、人々の健康や安全に貢献できるよう、今後さらに空気調和衛生工学会のプレゼンスを高めていきたいと思います」と抱負を語りました。

 

「公益社団法人空気調和・衛生工学会ホームぺージ」
http://www.shasej.org/index.html

 

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投稿日時:2020-7-22 11:00:00

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