「ダブル・ディグリー・プログラム」は
関東学院大学で2年間学び、
その後、2年間、米国の大学、
または3年間、豪州の大学で学ぶことで、
2つの大学の学位が取得できるプログラムです。
参加学生たちは年単位の長期留学を行うことで、
現地学生との交流はもちろん、
課外活動やアルバイトなど、
人や地域と関わりながら、
貴重な経験を積んでいきます。
- 1−1
- Project Story①
「留学に向けて
大学での学修と語学力をみがく。」 - 1−2
- Project Story②
「映画祭のスタッフとして参加。
自分の専門を活かして、企画運営を。」 - 1−3
- Project Story③
「長期留学だからこそ実現できる
地域に根ざした活動の経験。」 - 2−1
- Project Interview 学生
- 2−3
- Project Interview 担当教員
留学に向けて
大学での学修と語学力をみがく。
大学入学後の1・2年目は、関東学院大学で留学に向けて卒業に必要な科目と多数の英語科目の履修を開始。3年次までに所定の単位を取得できていなければ、プログラムへの参加は不可となる。語学研修旅行ではなく、学位を取得するための留学なので高い語学力が必要。コロナ禍で、3年目からの1年間はオンライン留学で受講。朝10時〜15時まで海外からの留学生とともに授業に参加し話す中で、最初はぎこちなかった会話もスムーズになり、確かな成長を実感することができるようになる。
映画祭のスタッフとして参加。
自分の専門を活かして、
企画運営を。
豪州ニューカッスル大学でコミュニケーション学位取得の学びがスタート。ネットメディアやSNSの利活用方法、コミュニケーション伝達の学びなどメディアに関する専門的な知識とスキルを学んだ。また、松土さんは現地の学生でも採用されるのが難しい、奨学生に選出された。さらに、現地の国際映画祭にスタッフとして参加した。参加できる学生は数百人の中から選ばれた奨学生の5人のみ。デザインが得意な人、ジャーナリズムが得意な人など参加者は多種多様。個々が学ぶ分野を活かすことが求められ、松土さんはSNSを利用した広報活動から当日の表彰のアナウンスまで、スタッフと何度も打ち合わせをしながら、見事国際イベントをやり遂げた。
長期留学だからこそ実現できる
地域に根ざした活動の経験。
2年間という長期の時間がある一方で、1単位でも取得できないと学位の取得が難しくなるため、予習や復習にかける時間は長い。しかし、ルームシェアをして多国籍の学生たちと一緒に暮らす中で文化や価値観の違いを体感したり、アルバイトや現地のサークルに入って日本とは違った交流をしたりするなど、長期だからこそしっかりと現地の人や地域と関わることにも積極的に参加できた。ダブル・ディグリー・プログラムでは日本と海外大学での学位を取得することで、海外での就職はもちろん、日本においても語学を駆使して、グローバルに活躍できる人材として活躍の幅が広がる。また海外で主体的に活動を行った経験、そして身につけた専門的な知識は、新たな課題に挑戦するチャレンジ精神の育成へと繋がる。
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個性と主体性がみがかれ、
自信を持てるように。人間共生学部コミュニケーション学科4年生
ニューカッスル大学 卒業
松土 一輝さん※学年は取材撮影時のものです。
高校時代から海外での大学生活や仕事に憧れがあり、今ではオーストラリアの永住権取得を念頭にキャリアプランを構築しています。大学入学時に、日本と海外で学ぶことができるだけでなく、2つの学位が取れることに魅力を感じダブル・ディグリー・プログラムへの参加を決めました。その難易度は想像以上でした。オーストラリアに行った当初は、現地でアルバイトをして生活費を稼ぎながら、講義を受けていましたが、それでは時間が足りなくて勉強一本に絞るように。その成果もあって、TOEIC890点を取得することができました。また、現地での映画祭に参加したことも貴重な経験でした。日本よりも「個々の能力」を問われる環境の中で、自分が専門的に学んでいる広報の知識を生かしてSNS発信や当日の会場運営に携わることができる、と主体的に取り組みました。これから就職をして、次の目標は米国公認会計士の資格取得。難易度は高いですが、留学での成功体験を自信にして進んでいきたいと思います。
人間共生学部
コミュニケーション学科
4年生
ニューカッスル大学 卒業
松土 一輝さん※学年は取材撮影時のものです。
人間共生学部
コミュニケーション学科
教授 黒﨑 真由美-
圧倒的な成長が
待っています。人間共生学部
コミュニケーション学科
教授 黒﨑 真由美グローバル化が進む中、大学の国際プログラムは大きな変化をしてきました。語学力はもちろん、現地の文化や価値観を肌で体感することは、もはや当たり前になりつつあります。しかし、実践の中でみがかれる経験や、専門知識を海外で学んで欲しい。そんな思いから関東学院大学でのダブル・ディグリー・プログラムはスタートしました。このプログラムには一人でも多くの熱意ある学生の皆さんに参加して欲しいと思っています。しかしながら、金銭面や学ぶ難易度の高さからハードルが高いのも事実です。その分、プログラム参加者が不安や悩みを抱えないように、一人ひとり親身にフォローするように心がけています。コミュニケーション学科では、1年次から実践の学びを大切にしています。学内の2年間で海外の学生や地域と関わるための、語学力と知識と実践力をしっかりと身につけてもらう。そうすることで、海外でも自ら主体的に活動することが可能になります。自分が学生なら、参加したいと思う素晴らしいプログラムです。先輩たちの姿を見て「こんなに成長できるのだ」と感じた高校生の皆さんにはぜひ参加してもらいたいですね。