プロジェクト

プロジェクト09 国際文化学部 カンボジア・ソーラーランタン 支援プロジェクト 購入してもらった数だけ、支援品を届ける。持続可能な支援を実現して、カンボジアの貧困地域に希望の明かりを。 プロジェクト09 国際文化学部 カンボジア・ソーラーランタン 支援プロジェクト 購入してもらった数だけ、支援品を届ける。持続可能な支援を実現して、カンボジアの貧困地域に希望の明かりを。

関東学院大学×ランドポート(株)関東学院大学×ランドポート(株)

「国際文化学部の柏崎ゼミは
2024年よりカンボジアにおいて
日本語学校へのサポートに加え、
貧困率の高さで知られる
コンポンチュナン州の小学校へ
ソーラーランタンを届ける
「カンボジア・ソーラーランタン支援プロジェクト」
を実施。
異文化理解や東南アジアの開発問題に
ついて学ぶとともに、
主体的で持続可能な支援を行うことに
挑戦しました。

親子でつくれる簡単レシピ

1−1
Project Story①
「生まれも、世代も違う
カンボジアの人々の日本語教育をサポート。」
1−2
Project Story②
「満足のいく支援品を届けたい。
苦い思い出が、原動力に。」
1−3
Project Story③
「自分の実体験の声を届けて、
支援のハードルを超えていく」
2−1
Project Interview 学生
2−2
Project Interview 学生
2−3
Project Interview 企業担当者
2−4
Project Interview 企業担当者
2−5
Project Interview 担当教員

Project StoryProject Story

Project Story Image1
生まれも、世代も違う
カンボジアの人々の日本語教育を
サポート。

プロジェクトの始まりは、2024年2月に東南アジアの文化や現状を知る機会として、柏崎ゼミの合宿でカンボジア・プノンペンへ行ったことだった。初めにBIG BI IMEX GROUPが運営するカンボジア人向けの日本語講習センターを訪れた。センターに通う実習生は20~40代と幅広く、日本語の技能レベルもまちまち。学生12名は、教員の補助として参加。ゲーム形式での授業や、ラフな日本語の会話を教えるなど、学生ならではの視点で楽しく日本語を学べる工夫を凝らした。一方で、文化の違い、食べ物の違い、国民性の違いなど、、センターの実習生と触れ合う中で学生たちも異文化交流のよい機会となり、「日本の当たり前が、他では当たり前ではない」という意識をその身に感じることができた。

Project Story Image2
満足のいく支援品を届けたい。
苦い思い出が、原動力に。

日本語講習センターでの研修後、学生たちは首都プノンペンから車で約3時間の貧困率の高さで知られるコンポンチュナン州の小学校へ。支援物資としてリクエストのあった電池式簡易ライトを届けたが、使い勝手が悪かったこと、ごみ問題の原因にもなることが分かり、学生達にとって苦い経験に。帰国後、学生たちから「もう一度きちんと届けたい」と声があがり、環境に配慮したサステナブルなソーラーランタンCARRY THE SUN®に注目。 製造・販売元のランドポート(株)に相談したところ、販売した数と同数のソーラーランタンを同社が寄付する共感型の社会貢献事業「Buy One Give One®」との特別な連携が実現した。計画書制作から、予算管理、そして販売にいたるまでを自分たちで行い、2025年2月に自らの手でソーラーランタンを子どもたちの元へ届けに行った。夜には村中が暗くなってしまうこの地域では、ランタンのおかげ子どもたちは勉強ができたり、家事を手伝ったりすることができるようになり、希望の光になっていると反響をもらえ、学生たちは支援活動の成果を身に染みて感じることができた。

Project Story Image3
自分の実体験の声を届けて、
支援のハードルを超えていく

次のカンボジア合宿に向けて、2025年5月に、横浜市中区を中心としたエリアで開催されるハマフェスY166にて販売ブースを出展、ブースにはカンボジアに行ったときの写真や動画を展示、学生たちは呼び込みを行い、興味を持ってくれた方には、学生自身が見聞きした実体験を交え、どういった商品なのかを伝えた。CARRY THE SUN®の魅力は自分のために購入したものが、誰かのためにもなること。ランドポート(株)が寄付する商品を学生が自ら届けることで共感の輪が広がっているようだ。ソーラーランタンを何度も購入している方が訪れることも珍しくなかったことがそれを物語っていた。

Project InterviewProject Interview

国際文化学部
比較文化学科4年生
水口 幸さん

※学年は取材撮影時のものです。

現地の人の夢を叶えるため。
支援をしながら、
自分も成長する時間。

国際文化学部
比較文化学科4年生
水口 幸さん

※学年は取材撮影時のものです。

日本語講習センターで私は6カ月間勉強をした生徒さんたちのクラスを担当しました。ある程度喋れる方が多かったので、しりとりをしたり、日常会話をして授業をサポート。驚いたことは生徒さんたちが「家族のために」「子供のために」など目的があって勉強している方ばかり。だからこそ、自分も頑張らないと、と思えました。プロジェクトに参加して二年。もともと引っ込み思案だった性格も、フレンドリーな現地の人たちとふれあい、主体的に人と関わりながら行動できるようになったのは大きな成長だと思います。今ではプロジェクトに後輩ができたので、ぜひ自分の知らない世界を知り、自分が成長するきっかけになれるよう引き継いでいきたいです。

電気のない地域に、
一つでも多くの明かりを
届けたい。

国際文化学部
比較文化学科3年生
近藤 大輝さん

初めてカンボジアの貧困地域に訪れたとき、カルチャーショックを受けました。電気がない地域。それは言葉では理解していても、訪れたときには日本とかけ離れた環境でした。もともと海外に興味があって、将来はグローバル企業などで、海外で仕事ができたらなと漠然と考えていたのが柏崎ゼミに入ったきっかけです。プロジェクトでは、一年間の予定を組み立て、どうやってランタンを販売するか、実際に販売研修などにも参加しながら考える役割を担っています。私はプロジェクト2期生。先輩たち以上に、支援できるようにするためにはどうすればいいかを考えながら、仲間と共に取り組める経験は自身の成長につながっていると思います。

国際文化学部
比較文化学科3年生
近藤 大輝さん

ランドポート株式会社
代表 傳馬 綾さん

高い熱量で
プロジェクトに挑み
社会経験を積むきっかけに。

ランドポート株式会社
代表 傳馬 綾さん

もともと弊社では海外での貧困地域はもちろん、国内の災害地域などにもソーラーランタンを支援してきました。その特徴はただ寄付で支援するのではなく、1つソーラーランタンを購入すると、同じものを支援先に届ける共感型社会貢献事業「Buy One Give One®」という形であること。それは簡単なハードルではありません。届ける先がどんな生活をしていて、なぜ明かりが必要か。そして納得して買ってもらったものを、責任を持って現地に届ける。今回学生さんたちはそんな支援者と支援を受ける人をつなぐ役割を、私たちの想像以上の熱量で取り組んでいてくださりました。そして、その中で、この新しいカタチの寄付の喜びや難しさも感じたと思います。販売するためのマーケティング、お店の装飾、そして支援者への説明。学生の期間での貴重な社会経験になると思いますので、ぜひこれからも色んな学生に挑戦してもらいたいですね。

異国の地に来て
チャレンジした経験を
誇りにしてほしい。

BIC BI IMEX GROUP
株式会社
武部 開さん

学生たちが帰った後に、日本語講習センターの実習生と話すと「いつのまに覚えたの?」と思うような若者言葉をうれしそうに話している姿を見かけました。どうしても学校で教える言葉は丁寧な言葉が基本になるので、日常的な砕けた言葉や最近の若者文化を知る良い機会にもなっています。ソーラーランタン支援プロジェクトは弊社にとっても刺激的な取り組みになっています。コンポンチュナン州の子どもたちに届ける際に、私たち教員も同行させていただいておりますが、プロジェクトの意義や日本とのつながりに感謝し、モチベーションの向上にもつながっています。関東学院大学の学生さんたちを見て改めて思うことは、学生たちは、もしかすると異国の地でうまくいかない。役に立てないと悩むことがあったかもしれません。ただ、私から見てチャレンジしてみようと思い、実際にカンボジアで活動したこと自体が素晴らしいことですので、ぜひ自信をもって欲しいです。ソーラーランタンプロジェクトでは主に貧困地域を対象にしていますが、弊センターはカンボジアでも都会に位置しています。ぜひカンボジアの文化や人と多面的に触れ合うことで、人間的な成長にも、プロジェクトとしても深めていただければと思います。

BIC BI IMEX GROUP
株式会社
武部 開さん

国際文化学部
准教授 柏崎 梢

学生たちの声から
生まれた
支援プロジェクト。

国際文化学部
准教授 柏崎 梢

このプロジェクトが始まって二年が経ちました。最初は、異文化交流や東南アジアの現状を知ってもらうためのゼミ合宿でしたが、初めて支援品を届けたときに満足できなかった学生たちの声から本格的なプロジェクトが始動したことをうれしく思っています。参加している学生の多くは、何か新しいことにチャレンジをしたい。海外で成長したいと意欲的な学生たち。そんな学生たちにとって、東南アジアは絶好の場だと思いますし、自分が届けた明かりが子どもたちの暮らしを変えているという実感を、プロジェクトを通して感じてもらうことで、さらなる原動力になると思います。これからも、学生たちにとって、そして社会にとってもよい場となるプロジェクトを続けたいと考えています。

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