理学と工学は、つよく広く社会へとつながっている。
理学と工学は、世界的にボーダーレスになってきています。理学においても応用が重視され、人、あるいは社会にとって役に立つ「実学」が求められているからです。科学や社会、人間の行動についての原理と原則を学び、世界を正しく理解し、現状に対して鋭い判断を下すためには、科学的思考を鍛え、さらに人と社会をおもんばかる感性を育て、よりよい姿を想像できる発想力を引き出していく必要があるでしょう。そこから、今の社会のニーズや、新しい未来に必要とされる技術を開発するための、研究と教育を進めていきたいと考えています。
また、表面工学のナノテク研究や、環境、防災に関する学術フロンティア事業など、関東学院大学にしかない先端研究も推進しています。研究は、教員だけでなく、むしろ学生主体で進めていきます。学会で発表するなど、学生が社会と積極的に触れ合う機会も用意されており、将来、ビジネス世界で生きていくためのトレーニングとしても期待されています。
1日24時間、大学に身を預けてじっくり研究してもらいたい。教員もサポートを惜しみません。4年間、とことん切磋琢磨してください。理工学部で学んだことを社会で役立ててほしいと思っています。
誰かのためとか、社会のため、あるいは自分のためであっても、一生懸命に仕事をすると、人は幸せな気持ちになります。それを皆さんに、ぜひ味わってほしいと願っています。
理工学部 学部長
教授 規矩 大義