「環境」と「時間」の両面から、「建築」を考える。
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建築・環境学部では、芸術、思想、自然科学、経済や社会システム、そして工学などを包含した総合的な営みとしての建築に焦点を当てていきます。
今、自然や地球環境との共生、少子高齢化に伴うコミュニティの再生など、早急に解決しなければならない問題が山積しています。そこで従来の建築に、私たちを取り巻くすべての「環境」と、過去から未来へと継続する「時間」という2つの観念を導入し、新たに「建築・環境学」という1つの学問フレームを提唱し、そこから多角的に展開した5つのコースを設定しました。
また学生と教員が共に成長し、より深い理解と技術修得ができるよう、少人数制でプレゼンテーション重視の「スタジオ」という授業を採用。きめ細かい指導と、実践力の高い授業を展開していきます。
そうした授業で鍛えられたプレゼン能力は、就職活動でもいかんなく発揮されて、9割を超える高い就職率を保持しています。また1級建築士の合格者数も、常に全国で上位を占めています。
私たちは、社会や環境に積極的に働きかける学生の育成を目指したいと思っています。だから、文系の学生も、大いに歓迎します。歴史学や社会学、経済学など文系の学問的要素は、建築・環境学には欠かせません。これからの時代を創る建築に携わりたい、社会や環境に少しでも働きかけていきたい、という意欲ある学生を私たちは待っています。
建築・環境学部 学部長
教授 湯澤 正信
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