学長メッセージ ~クリスマスを迎えるにあたって~

クリスマスを迎えるにあたって

関東学院大学 学長
小山 嚴也

間もなくクリスマスを迎えます。関東学院大学でも、もみの木のクリスマスツリーをはじめキャンパスの至るところでイルミネーションの光が灯り、1年のうちで最も暖かな気持ちに包まれる季節です。

2021年を振り返ると、今年もまた、新型コロナウィルスの影響を受け、教育・研究活動や、学生たちのキャンパスでの交流が大きく制限を受けることとなりました。一方で、昨年の経験から多くの気づきを得て、工夫して入学式を執り行ったり、学生と教員のコミュニケーションを重視し、ゼミナール活動や実験・実習科目をできる限り対面で実施するなど、何をするにも手探りであった昨年と比較すると、大学としてできることも増えました。緊急事態宣言が解除された後、企業や自治体と連携した教育活動を徐々に再開させ、秋学期は、学生たちが再び社会連携型のプロジェクトに横浜や神奈川の各地で取り組みはじめています。

世界では経口薬の開発が進み、国内でも3回目のワクチン接種が進められていますが、新たなオミクロン株の世界的な流行等もあり、新型コロナウィルスと共生する、不確実性の高い社会は今後も続いていくと予想されます。このような社会で必要とされるのは、自ら「問い」を立て、世代や肩書きを超えて多様な人と協働しながら課題解決に挑戦する力です。関東学院大学では、2022年も引き続き「社会連携教育」を推進し、授業で学ぶ理論と、実社会での実践を通して、社会から必要とされる人材を育成していきたいと考えています。社会連携教育の新たな拠点となる横浜・関内キャンパスの開校も、いよいよ1年3か月後に迫っています。来年も、企業や自治体、市民の皆さんと連携し、学生たちとともに地域の活性化や社会の中にある課題解決に挑戦していきます。

現在国内での感染者数は比較的落ち着いている状況ですが、変異株の感染拡大が懸念されています。皆様が穏やかなクリスマスと新年を迎えられますことを願っております。

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