9月19日(木)、横浜・金沢八景キャンパスで、今回3回目となるフィリピンEPA介護福祉士候補生交流会を開催しました。看護学部の学生12名とフィリピンから来た36名の介護福祉士候補生が参加しました。
EPAとは経済連携協定のことで、幅広い経済関係の強化を目指して、貿易や投資の自由化・円滑化を進める協定です。日本はフィリピンとも協定を結んでおり、貿易及び投資の自由化などだけではなく、人の移動や人材養成をはじめとした幅広い分野での協力関係を築いています。今回はその一環として、日本で介護職に就くことを希望しているフィリピンの介護福祉士候補生の研修の一部として開催されました。
交流会は、まず、看護学部の学生たちのプレゼンテーションから始まりました。看護学部のカリキュラムや日本の高齢者ケアや介護施設の特徴を紹介。それをもとに、学生と介護福祉士候補生が4グループに分かれてディスカッションを行いました。次に、介護福祉士候補生たちがフィリピンの介護と高齢化の現状について説明。フィリピンでは現在人口増加が進んでおり、高齢者よりも若者の人口が多いということなどパワーポイントを使い説明しました。
大家族が多く支えあいながら生活していることや、介護施設の利用率が低いこと、フィリピンの医療制度の紹介に、学生たちは静かに耳を傾けました。その後のディスカッションでは、お互いの国の違いについて活発な話し合いが行われました。
参加した松原絵莉子さん(看護学部4年)は「今回は学内ツアーなどを通してフィリピンでの看護師になるまでの過程や環境の違いについて理解を深めることが出来ました。高齢者の方を家族として接するフィリピンの文化に感銘を受けました」と語りました。
宗方悠里子さん(看護学部4年)は「日本では高齢者の方を施設に送らざるをえない家庭環境が多くあると思いますが、フィリピンの方たちは家族が介護をする、子供が難しければ孫が行うという文化に驚きました。これらもフィリピンの若者が多いという人口構成だから成立するものだと思います」と話します。
初参加の藤岡紀美子さん(看護学部4年)は「今回初めて外国の方と交流をして、文化の違いを理解することの大切さを学びました。これを活かしてこれから看護師として外国人の患者さんを受け持った際には、沢山コミュニケーションをとり患者さんの生活背景や文化を理解した上で接していきたいです」と笑顔で話しました。
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