大豆の超微粉「ミラクルきなっこ」を、ロシアの農業展示会に出展しました。

#材料・表面工学研究所

関東学院大学は、10月10日(水)から13日(土)に、ロシアのモスクワ市全ロシア博覧センター(VDNH)で開催されたロシア農業展示会『黄金の秋2018』に、機能性食品科学研究所および材料・表面工学研究所の角田光淳客員研究員(栄養学部元教授)が開発した、大豆の超微粉「ミラクルきなっこ」と、「ミラクルきなっこ」でつくったクッキーやカップケーキなどを出展しました。
ミラクルきなっこは、従来の大豆粉に比べ、大豆の「青くささ」や「えぐ味」などの不快な風味を改善し、超微粉砕によりなめらかな舌触りでお湯に溶ける新しい大豆粉です。アレルギーの原因となる、乳や卵の代替としても注目されています。
「黄金の秋2018」は、ロシア農業省が主催する農業展示会で、20回目を迎える今回は日本の農林水産省も共催として参加。関東学院大学は、農林水産省の呼びかけに応じて出展しました。「ロシアにおける日本年」にあわせて今回用意された日本ブースには、13社が出展。なお、日本の大学関係の出展は、関東学院大学のみです。
当日は、材料・表面工学研究所の高井治所長とアンドレエワ・ニナ客員研究員、機能性食品科学研究所研究員の松本雄宇助教がブースで説明を担当。展示会全体では、4日間で10万人を超える参加者があり、関東学院大学のブースにも2000名を超える方が訪れ、ミラクルきなっこを用いた豆乳などの試食を行いました。また、会期中にはミラクルきなっこに関するセミナーも行い、多数の参加者から多くの質問が寄せられました。
開会式のあった10日には、ロシアのメドベージェフ首相が、吉川貴盛農林水産大臣とともに、関東学院大学のブースを訪問。吉川大臣が、ミラクルきなっこおよびその製品について,メドベージェフ首相に説明しました。吉川大臣も、関東学院大学で開発した製品について高く評価していて、今後も国内外で産学連携を通じたミラクルきなっこの活用が期待されています。
今回のロシアでの農業展示会出展を通じて開発者の角田光淳客員研究員は「アレルギーに悩む人は国内に限りませんので、海外の方にも知ってもらえる機会は非常にうれしく思います。食品アレルギーに留まらず、例えばベジタリアンなど、さまざまな人に使ってもらえれば」などと期待を示しました。

出展した関東学院大学のブース

吉川農水大臣にミラクルきなっこを用いたクッキーを手渡す高井所長

ロシア語で制作されたミラクルきなっこを紹介するポスター

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