関東学院大学では、横浜市やカルビーなどの協力を得て、学生に朝食を食べる習慣を身に着けてもらおうと、栄養学部、人間共生学部、経済学部が協力したイベントを10月30日(火)に、横浜・金沢八景キャンパスで開催しました。
朝食を抜くことで、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足し、集中力や記憶力が低下することなどが指摘されています。しかしながら、農林水産省が2014年に大学生を対象にした調査では、12.7%が「朝食を食べない」と回答しています。このため、横浜市健康福祉局では、10月と11月を「よこはま朝食キャンペーン」を展開しています。
今回は、横浜市が展開するキャンペーンに合わせ、栄養学部の菅洋子准教授(公衆栄養学)のゼミナールに所属する学生たちが、カルビーから提供を受けた「フルグラ」を活用した「ライスサラダ」と「フルグラのヨーグルかけ」の2品と、手軽に短時間で用意ができるとともに、朝食として必要な栄養素にも考慮した「時短メニュー」として「ロールサンド」を考案。それぞれ100食を用意し、キャンパスの学生たちに振る舞いました。
この他に、地域活性化で、カフェを活用した取り組みを進める人間共生学部の日髙仁准教授(コミュニティ・デザイン)のゼミの学生が近隣で収穫した梅を加工した梅ジュースやコーヒーを振る舞いました。コーヒーは、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善などをめざす「フェアトレード」のコーヒー豆を使用しました。このコーヒー豆は、逗子フェアトレードタウンの会が東ティモールとルワンダ産ものをブレンドして開発したものです。コーヒーの提供とともに、経済学部の石坂貴美専任講師(開発経済学)のゼミの学生らがフェアトレードに関する情報提供を行いました。
朝食メニューの考案に参加した長田彩さん(栄養学部4年)は「手に入りやすい食材で、忙しくても簡単につくれるようなメニューを考えました。実際に作ってみても、かかる時間は1~2分程度で、洗い物も少ないので、ぜひ試してもらえれば」などと振り返りました。
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