12月8日から13日に、「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(以下さくらサイエンスプラン)」の一環として、インドのバラティ・ビデャピース大学(Bharati Vidyapeeth University)と、韓国のカトリック関東大学校および韓国海洋大学校から、大学院生や博士研究員など12名が来日して、技術交流活動を実施しました。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する、さくらサイエンスプランは、アジア地域の優秀な青少年を短期間日本に招へいし、大学・研究機関などでの交流活動を通じて、人材・研究交流につなげることを目的として、2014年度からスタートした事業です。 この事業で関東学院大学は、「先端材料と表面工学分野における若手研究者育成のための日印韓技術交流」をテーマとして、2019年度に採択されました。
今回の交流活動では、関内メディアセンターで開催された、材料表面工学国際会議(MSST2019)への参加発表や材料・表面工学研究所の所員による講義の受講や実験の体験、また同研究所と協力関係にある、ヱビナ電化工業(株)と関東化成工業(株)などを訪問しました。
13日には研究所のある小田原市内の地元企業の、鈴廣かまぼこの博物館を見学し、揚げかまぼこ作りを体験。また鈴廣かまぼこが取り組む、水や熱などの自然エネルギーの利用方法などについても学びました。その後、湘南・小田原キャンパスで材料・表面工学研究所の見学とめっきの実験体験を行いました。見学では、めっきや表面処理技術だけでなく食品分野での技術開発についても説明を受けました。
めっきの実験では関東学院大学と本事業に参加している教員や学生、研究員それぞれが主体となって実施。それぞれのもつ専門的な知識や知見について実験を通じて情報交換することで、国境を越えての技術交流となりました。また、お互い英語を使ってのコミュニケーションとなり、専門分野の交流だけでなく言語やコミュニケーションの楽しさも実感していたようです。最終日には参加者に、さくらサイエンスプラン修了証と記念バッジが授与されました。
インドのバラティ・ビデャピース大学から参加した大学院生のAjay Devrukhkarさんは「日本に来るのは初めでしたが、最先端の技術を学び知ることはもちろんですが、日本の技術の素晴らしさや文化に触れられたことは、とても貴重な経験となりました。この事業に協力をしてくれた研究所の皆さんには大変感謝しています。私は将来的に関東学院大学の博士課程に留学したいと考えています。今後も研究面を含めて交流を続けていきたい。」などと意気込みを語ってくれました。
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