1月12日(日)に藤沢市議会より、藤沢市議会議会報告会(第5回カフェトークふじさわ)において意見交換に貢献をしたとして、参加した法学部の学生17名全員に市長印の入った感謝状が贈られました
昨年11月に藤沢市議会で議会報告会・意見交換会をさらに発展させた「カフェトークふじさわ」が開催。「カフェトークふじさわ」は2015年度より5回開催され、牧瀬稔准教授(法学部地域創生学科)のゼミナールに所属する2年生が中心となり、初回から運営に参加しています。そこで挙げられた藤沢市民の方の困っていることなどを大学に持ち帰って議論し、12月20日(金)藤沢市議会にて、牧瀬准教授のゼミナール生が藤沢市議会に対し、政策を提言しました。議会報告会に学生が参加し議長等にプレゼンテーションを行うのは全国初の取り組みです。
「カフェトークふじさわ」の意見で多く挙がった子どもの不登校について山岸龍平さん(地域創生学科3年)がリーダーを務めたチームは、子どもたちの居場所を作りたいという思いから、大学生が訪問し勉強できる機会を与える『出張寺子屋』を提言しました。 また、『出張寺子屋』の他にも、現在、藤沢市で行われている海岸清掃の活発化や、ハザードマップの更新を提言し、行政だけでは解決できないものも地域で協働すれば解決できるとし、市民参画と地域協働を提言しました。
山岸さんは「出張寺子屋に関しては様々な意見が挙がりましたが、それはあくまでの私たち目線の意見であり、子ども達の環境に合わせた意見を出すことに苦労しました。メンバーの協力なしではこの短期間で形にすることができなかったと思います。今までは指示を受ける側で、人に指示をする立場を経験したことがありませんでした。今回その立場になり、指示を出す側の人の気持ちがわかったので、今後指示を受ける側になったとしてもどのように行動したら助けになることができるかなど考えられるようになりました」と振り返ります。
一方で、旭流星さん(法学科3年)がリーダーを務めたチームは「カフェトークふじさわ」で挙がった参加者の意見を、ごみ、交通、インフラ、政策、高齢者、子ども・教育、その他の7項目に分け、各分野について提言を発表。具体的には北部でのシェアサイクル導入や高齢者のコミュニティ場所の提供などです。また市民の声を聞く機会を増やすため、意見箱の設置や、江の島が藤沢にあることの周知を目的とした『江の島市になりますキャンペーン』も提言しました。
「実際に、藤沢市へ足を運んでみて、ごみ問題や駅前の商業施設の渋滞問題など、藤沢市に住んでいなくても共感できる部分が多くありました」と旭さんは振り返ります。「今回の経験を通して限られた時間の中でも計画的に進めていくことが大事だと気付きました。カフェトークふじさわに予算案を設けるという案について、議長より検討するに値するとの講評を頂けたので、とても達成感を感じました。いつか実現したら嬉しいです。プレゼンも成功し、同じチームの後輩から尊敬しましたと言ってもらったので自信がつきました。上級生としてきちんと指示を出し、チームをうまくまとめることができたと感じています」と話しました。
牧瀬准教授は「昨年は岩手県北上市の髙橋敏彦市長の前でプレゼンを経験していますが、その時とは違い、3年生は堂々とした姿で発表をしていたので徐々に良い方向へ成長していると感じます。今回の一連の流れを大学生活において学ぶことができるのは法学部ならではだと思います。今回の経験を糧にきちんとプレゼンテーション能力のある社会人になってほしいです」と話しました。
関東学院大学は今後も自治体や地域など様々な主体と連携した学びを推進していきます。
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