2月18日(火)、東京都千代田区の東海大学校友会館にて耐震改修優秀建築・貢献者表彰が行われ、建築構造学を専門とする槇谷榮次名誉教授が、一般財団法人日本建築防災協会より「耐震改修貢献者賞」を受賞しました。
槇谷名誉教授は、1977年に当時の工学部に着任。2007年3月に退職するまでの30年にわたって関東学院大学で、多くの建築技術者の育成に尽力してきました。
今回は、各種の耐震補強工法の研究開発を行うとともに、構造調査コンサルティング協会構造物評定委員会委員長(1997年~2017年)や、ミーズ設計連合協同組合横須賀耐震判定委員会委員長(2000年~)など多くの判定委員会で委員長を務め、中心的な役割を担っていることや、1995年阪神淡路大震災以降は、既存建築物の耐震診断・耐震改修へと活動を広げ、耐震改修の普及に貢献したことが評価され、受賞につながりました。
耐震改修貢献者賞は、建築物の耐震改修の促進及び、耐震改修技術の発展等に顕著な貢献を行った者を表彰。日本の既存建築物の耐震改修の促進に寄与し、健全な建築ストックの形成に貢献することを目的とし、建築物の耐震改修の促進、耐震改修技術の発展等に顕著な貢献をした個人や団体を対象に授与されます。
槇谷名誉教授は「熊本の小学校から校舎の耐震性について相談を受け、耐震改修工事に携わりました。工事が終わった10日後に熊本地震が起きましたが、特に問題なく約1か月間避難所として校舎が使用され、住民の方から感謝して頂いたことが大変心に残っています。改修工事を行い、安全かどうかは実際に地震に遭遇してみなければわかりません。ですが補強することは大変効果があると身をもって感じています。補強されたものは恐らく壊れることはないと自信をもって捉えてよいのではないでしょうか」など話しました。
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