工学研究科の大学院生が、
日本化学会「CSJ化学フェスタ」で
優秀ポスター賞を受賞しました。

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2020年10月20日(火)~22日(木)に開催された日本化学会主催「第10回CSJ化学フェスタ2020」で、大学院工学研究科博士前期課程1年の板倉誠さんが優秀ポスター賞を受賞しました。この賞は、研究に対して発表者が十分に寄与していること、質疑応答に優れていること、独自性が認められ今後の発展が期待できることなどの観点から審査が行われ、発表された986件のポスター発表のうち、優れた成果を得た発表者に授与されました。

日本化学会は、1878年(明治11年)の創立以来140年以上の歴史と伝統を持つ、会員数約3万人を擁する最大規模の化学系学会です。本学会は、最先端の化学と化学技術に関する産学官の交流深耕による化学、化学技術及び産業の発展への寄与とイノベーション強化、化学の成果と未来に向けた化学の貢献努力の社会への発信を目的として運営されています。

板倉さんは「脂質膜による層状酸化物内のイオン脱離抑制と光照射による高容量化」と題し、オンラインでポスター発表を行いました。板倉さんの所属する研究室では、電気を蓄放電する電子部品であるコンデンサ(キャパシタ)の蓄電性能について研究を進めています。これまでの研究で、コンデンサに使用されるマンガン酸化物の層状構造部分に、電気エネルギー(電子)を蓄えている金属錯体(金属イオン)を挟むことによって、静電容量が上がることが立証されていましたが、使用を重ねる度に金属錯体が摩耗する点が課題となっていました。そこで、金属錯体に脂質を重ねることで摩耗を抑制することができるのではないかと想定。実験・検証を行ったところ摩耗抑制の効果が認められ、さらに静電容量が4倍に向上する成果が得られました。今後は、次世代太陽電池として注目を集めている色素増感太陽電池の原理を参考にした応用研究も進められます。

板倉さんは「去年の学会では、うまく説明が出来ず悔しい思いをしたのですが、今回、友野先生の初めての院生として賞を取ることができ、とにかく嬉しかったです。将来は教員になりたいと考えています。教員になるためには様々な経験が必要ですし、この受賞に関してもプラスになったと感じています」と喜びを述べました。

指導教員である友野准教授は「今回、博士課程の学生や企業の研究者が発表者に名を連ねるなかで、板倉さんが優秀ポスター発表賞を受賞したと聞いた時は正直震えました。1期目の院生として後輩たちを牽引してくれており、私としても頼りにしている研究生です。将来は教職に就いて、生徒たちに化学の面白さや研究の大切さを伝えてもらい、化学の分野が発展していけばと願っています」と板倉さんへの期待を語りました。

表彰状を手にする板倉さんと、友野准教授

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