大学院工学研究科 建築学専攻の
柳澤研究室と粕谷研究室が
無人野菜販売所のこれからを考えるプロジェクト
" koyart "に参加しました。

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大学院工学研究科 建築学専攻の柳澤研究室と粕谷研究室が、三浦半島の無人販売所のこれからを考えるプロジェクト「koyart」に参加しました。このプロジェクトは2018年に日立製作所と三浦半島の農家の間で、無人野菜販売所とITを掛け合わせることで、三浦半島に設置されている無人野菜販売所の抱える課題解決を目的に始動しました。今回、日立製作所の新たな社会システムを捉えた技術を導入に加え、これからの無人販売所のあり方を建築の視点からデザイン提案する産学連携のプロジェクトに発展し、本学からは両研究室が参加。

 

当初、今年3月に予定されていた、プロジェクトの展示会が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、11月2日(月)に「DESIGNART TOKYO」のオンラインイベントで参加する大学の各研究室のデザインがプレゼンテーション形式で披露されました。

柳澤研究室では、移動式無人野菜販売所「浦風」を制作。コンセプトは「移動する野菜販売所」。女性が一人で運ぶことを可能にするため、アルミ素材のリヤカーの上に販売台を設置できるように設計。また、実際に三浦半島で「浦風」を走らせて、その様子をドローンを使用して撮影した動画を、プレゼンテーション内で公開し、三浦半島での実用化をイメージさせるようなものとなりました。

今回の原案を考案した甘利優さん(工学研究科2年)は「今まで、”公共性”をテーマに研究していたことから常に大きな建物について考えていたので、1/5サイズの図面制作は容易ではありませんでした。ですが、今回施工をお願いした家具屋さんに図面を見て頂き、アドバイスをもらうなど大変勉強になりました。今回振り返ってみると、建築において”動く”ことを考えたのが新鮮であり、今後の可能性を見出せたような気がします。この『浦風』は建築と一般の人の間に立つような存在だと思います。この感覚を今後の社会でも大切にデザインに関わっていきたいです」と話しました。

粕谷研究室では「家具以上、建築未満」をテーマとした無人野菜販売所「野菜の居処」を制作。地元の人にしか利用されていない無人販売所の現状に着目し、地元の人だけでなく三浦半島に訪れる観光客にも、バスの待ち時間を利用して三浦野菜に触れる機会を増やしたいという想いから、制作を開始。

 

本来、鋼管を素材として考案されましたが、今回のモックアップは木材で制作。フレームの曲がり部分は、『三次元切削』という手法によって綺麗な丸みを帯びたフォルムとなっています。また内装部分の野菜置き場や収納可能なベンチは学生たちが制作。

リーダーの荒木千菜さん(工学研究科2年)は「学生のうちにプロの方と関わることができ大変貴重な経験ができたと感じています。私たちの設計を基にプロの方にアドバイスをもらい、新たな気づきもありました。今回の案が形になり、自分がデザインに関わることが好きなのだと改めて実感しました。これを機に多くの人に利用してもらいたいです」と話しました。

関東学院大学は、今後もチャレンジする学生を支援していきます。

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