3/10(水)~15(月)に横浜赤レンガ倉庫で、建築・環境学部主催の建築展「シンカンカク」が開催されました。本展示会は、学部1年生から大学院までの学生が2020年度に制作した作品や、同学部の教育・研究活動を広く一般の方に向けて公開することを目的とし、建築・環境学部及び工学研究科の有志の学生からなる実行委員会が中心となり企画・開催するもので、今回で57回目を迎えます。会場の調整や設営、講演会やワークショップなどの企画、ポスターのデザイン、ブックレットの制作など、すべて学生が行っています。
今年度は新型コロナウィルスの影響で、会場への入場者は関係者のみとし、ライブ配信による講演会や3D-VRで会場の様子を公開するなど、オンラインを中心とした建築展となりました。
今回のテーマは「シンカンカク」。コロナ禍によって生まれた新しい人との間隔は、私たちに新たな感覚をもたらしました。この新しい「カンカク」を、学生たちが建築を通して発信しました。
コロナ禍で新しい働き方や暮らし方が浸透した後も、週1~3回のペースで利用され続けるスーパーマーケットの潜在的公共性に着目し、スーパーマーケットにワークプレイスの挿入を提案する「SUPER WORKET PLACE」。
空気を読みながら過ごす日々の窮屈さ、実体のない情報への戸惑い、他者に傷つけられる怖さを孕む今日の空気と距離を取り、自分自身が「垢」を受け入れる瞬間を創出する「垢とたわむれる気積」。人の内側のありのままな「垢」さえも受け入れることができるような誰にも束縛されない居場所を、どこまでも自由に広げられる気積の積み重ねで提案する。
建築・環境学部4年の長橋佳穂さんは「例年、模型を出展する学生がほとんどですが、自分の体の延長として建築を考えたいと思い、実際に作って検証することにしました。この建築展を通して自分の考えを多くの人に知ってもらえ、とても嬉しく感じます。4月からは大学院に進学しますが、さらに多くのことを学びたいと考えています。」と語ります。
実行委員長で工学研究科1年の高桑健さんは「今年度は新型コロナウィルスの影響で例年は1年間ある準備期間が半年しかなく、また初のオンライン開催ということで苦労したことも多かったのですが、実行委員会のメンバーが頑張ってくれました。今年度の出展作品は学部1~2年生を中心として全体的にレベルが高く、開催できて嬉しく思います。」と建築展を振り返りました。
今後も関東学院大学は、地域に開かれた教育・研究活動を行っていきます。
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