人間共生学部共生デザイン学科の佐野慶一郎教授がJSAEプロフェッショナルエンジニアに認定されました。

人間共生学部共生デザイン学科の佐野慶一郎教授が、公益社団法人自動車技術会 第15回自動車エンジニアレベル認定審査会において、JSAEプロフェッショナルエンジニアに認定されました。

佐野教授は、「エコ・マテリアルのデザインとライフ・サイクル・アセスメント」をテーマにリサイクルやバイオ・マテリアル工学、および環境政策論について、また本学の材料・表面工学研究所の所員としても研究の幅を広げています。なお、第49回自動車技術会賞において、満37歳未満を対象とした浅原賞学術奨励賞の受賞経験もあります。

同学会は自動車に関わる科学技術の進歩発達などを目的に1947年に設立。現在では、約4万5千人以上の会員を有しています。15年前に設けられたこの認定制度は、自動車に関わる継続能力開発を行う上で目標とされているもので、上からJSAEフェローエンジニア、同プロフェッショナルエンジニア、同シニアエンジニア、同エンジニアの4段階に定められ、JSAEプロフェッショナルエンジニアは今回23名認定されました。

JSAEプロフェッショナルエンジニアの認定条件として、必要なポイント（JSAEでの講演や論文、委員活動など）が基準を達しており、実務経験が9年以上あることや、以下の認定者像が定められています。
・自動車の特定（あるいは複数）の専門分野や先端技術に関する高度な知識と経験を有する。
・エンジニアとシニアエンジニア（JSAE）の指導ができる。
・国際感覚を身につけている。
・重要な課題解決に対してリーダーとして任務できる。

本学の材料・表面工学研究所での自動車の材料研究や、本学の学術協定先であるドイツTITK研究所との共同研究の実績も認定条件として認められました。

佐野教授は「関東学院大学の学生や教職員の理解と協力なしでは得られなかったものだと感じています。自動車の研究に集中できる本学の環境には、深く感謝しております。今後は、自動車産業の中で、比較的少数派の化学や材料を専門とする研究者の大切さを広めていきたい」などと喜びを語りました。