人間共生学部共生デザイン学科 兼子ゼミの学生4名が企画提案した、横浜市に本社を置く総合不動産会社リアルティ株式会社の認知向上を目的とするノベルティグッズのエコバッグが製品化され、同社での配布が始まりました。
このエコバックは、人間共生学部共生デザイン学科とリアルティ株式会社、株式会社神奈川銀行が、リアルティグループの認知向上や企業理念の具現化を目的としたノベルティコンペティションを開催し、33企画の中から優秀賞に選ばれた兼子ゼミの興梠光さん、庄野魁さん、林昂汰さん、小野冬偉さんのグループが提案した企画が製品化されたものです。昨年12月に実施された最終審査ではリアルティ株式会社の代表取締役である山下智弘さんも審査員として参加。学生たちのプレゼンテーションにアドバイスや講評をいただきました。
コンペに出場するにあたり4人が立てた戦略は、たくさんの企画を出すこと。アイディアの時点では8企画、最終的にはブラッシュアップした5企画を応募しました。一次審査を突破したこのエコバックは、今回のコンペのテーマである「企業の認知向上」という目的からバッグを肩にかけたときにもロゴマークがかくれないよう位置を調整したこと、また裏表のデザインを変えることでより多くの人に使ってもらえる点が特徴です。
CGで制作したプレゼンテーション資料
最終審査でプレゼンテーションを行った興梠さんは「聞き手が自分の話に耳を傾けてくれるよう、パワーポイントの各スライドにはできる限り文字を記載しないよう工夫しました。また、これまでとは異なり、コロナ禍でアクリル板が設置されたりマスク着用のプレゼンだったため、聞き取りやすい話し方になるよう気を配りました。」と振り返りました。本企画についてリアルティ株式会社の山下さんからは、グラフィックのデザインの秀逸さ、また総合不動産会社であるリアルティグループでは契約書などお客さんが持ち帰るものがあることから、書類を入れることができる実用性についても高評価をいただきました。
今回のコンペを通して、興梠さん、庄野さん、林さん、小野さんは「ユーザーやクライアントのニーズをどのように満たし、共感してもらえる製品をお客さんに届けるのかという、デザインプロデュースの考え方を学びました」と語ります。今後も関東学院大学では、社会の中にある課題への取り組みを通した教育を展開していきます。
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