2021年5月20日(木)・21日(金)に開催された一般社団法人 日本材料科学会の2021年度学術講演大会において、工学研究科 総合工学専攻 材料・表面工学専修の鶴田由佳さん(博士後期課程3年)が「cosα法を用いた電気銅めっきの皮膜応力測定とアニール効果の検証」の題目で発表を行い、口頭発表部門[若手奨励賞]を受賞しました。
日本材料科学会は、材料科学に関する理論の進歩および技術の向上に寄与することを目的として研究活動を続けています。年1回行われる学術講演大会では、40歳未満(ポスター発表は30歳未満)の登壇者に対し、研究内容およびプレゼンテーションが特に優れたものに奨励賞を授与しています。今年度は口頭発表部門3名、ポスター発表部門2名が選ばれました。
鶴田さんは、文部科学省により「職業実践力育成プログラム(BP: Brush up Program)」として認定された、材料・表面工学研究所の「材料・表面技術マイスタープログラム」の受講をきっかけに本学大学院でさらに研究を深めてきました。材料・表面工学研究所では、高速電気銅めっき技術の研究開発を行っています。銅めっきはエレクトロニクス分野において、導電性・加工性・価格の面から、必要不可欠な技術です。今回の発表内容は、高速電気銅めっき膜と従来のめっき膜の応力を測定し比較検証したものです。応力はめっき膜が製品になるときの重要なポイントになります。
鶴田さんは「私の取り組んでいる研究は、これまで研究所が行ってきためっき技術の研究が基盤となっています。研究に関わってきた多くの方々の成果を自分が学会という場で発表することができ、また、今回受賞できたことは非常に嬉しく思います」と受賞の喜びを語りました。
表彰状を手にする鶴田さん
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