9月15日(水)、第4回K-bizアクティブ・チャレンジがZOOMを利用して開催されました。2019年度より始まった「K-bizアクティブ・チャレンジ」は、経営学部の学生が経営現場の視点に触れることを目的とし、企業から出された課題に対して学生が企画を提案するチャレンジプログラムです。
安倍前政権下の成長戦略において、スポーツの成長産業化を実現するため、スポーツを核とした地域活性化の取り組みの一つとして、大学スポーツの成長産業化の可能性に視線が注がれました。この流れから、2016年4月、文部科学省において第1回大学スポーツ振興に関する検討会議が行われ、株式会社電通から「スポーツ産学連携=日本版NCAA」が提案されました。NCAAとは、アメリカの非営利法人組織で、大学スポーツの中央統括団体としての管理・監督業務のほか、さまざまな運営支援などを行っています。全米に約2300ある大学のうち1100を超える大学が加盟し、登録選手数は約46万人、大会出場選手は約5万2000人に及び、年間収入は約1200億円に達する世界最大規模の大学スポーツ関連組織です。2017年に日本版NCAA創設に向けた学産官連携協議会、2018年に大学横断的かつ競技横断的統括組織(大学スポーツ協会)設立準備委員会を経て、2019年3月に大学スポーツ協会(UNIVAS)が設立されました。UNIVASを通して、大学スポーツ及び日本のスポーツの活性化を図り、スポーツの価値を浸透させていくことが期待されています。本学もUNIVASに加盟し、大学内外の活性化に資するスポーツの振興を目指しています。
そこで、今回のK-bizアクティブ・チャレンジは、「日本版NCAA」を提案・発表した株式会社電通・花内氏より、関東学院大学を舞台とした日本の「大学女子スポーツ」における振興プランの企画・提案が課され、全29チームが参加し覇を競いました。
当日の最終審査には1次審査を通過した17チームが参加。「説得力」「実現可能性」「社会的意義」が主な評価ポイントとされました。スポーツへの関わり方の多様化を目指した「スポーツマーケティング部」の創設や、女子はいつでもかわいくありたいをコンセプトとしたスポーツフェスティバル「K-フェス」の開催、体力の性差をともなわないeスポーツの振興など多様な企画が提案されました。
電通の花内氏より最優秀賞と優秀賞が選抜され、最優秀賞には「応援こそ、大学スポーツを盛り上げるための最重要手段&スポーツそのもの!」として女子主役の応援よさこい部創設を提案した「YOIよい」チーム(佐藤ゼミ)が選ばれました。また、優秀賞には、地域・社会と連携したスポーツ振興を提案した「関内アリーナProject3B」チーム(唐沢ゼミ)が選ばれました。その他2チームが学部長賞、3チームがスポーツ振興特別賞を受賞しました。
松本スポーツ振興課長は、「夢のある企画を多く提案していただきましたが、なかにはすぐにでも実現したい地域・社会とつながる取り組みもありました。引き続き新しいアイデアを提案していただきたい」という講評がありました。また、K-biz委員会委員長の岩崎達也教授からは、「多様な企画でそれぞれが素晴らしかったことに加え、プレゼンテーション能力や資料作成能力の向上が見られ、実践的な力が高まっていると感じました」という感想がありました。
今後も関東学院大学では、企業と連携し、学生がビジネス現場の視点に触れる教育プログラムを展開していきます。
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