12/1(水)~3(金)に東京ビックサイトで開催された「表面改質展2021」~進化する表面処理技術の総合展~に材料・表面工学研究所が出展しました。
電極・半導体基板の需要の高まりや、今後の医療、通信、エネルギーなど、人々の生活の基盤となる分野まで、モノづくりにおいて表面処理技術は必要不可欠です。「表面改質展2021」には、表面処理の最新技術をはじめ、計測用の精密機器などが一堂に会しました。
材料・表面工学研究所の高井所長は「SDGsをめざした表面改質技術の新展開」と題した講演で、ウルトラファイン低濃度オゾン水を用いた樹脂への表面改質法、新規のソリューションプラズマを用いたナノ粒子作製・分散法などについて解説し、表面改質技術の最前線を紹介しました。
また、実演コーナーでは、銅の高速電気めっき、ソリューションプラズマによる金ナノ粒子合成、ウルトラファインバブル低濃度オゾン水による樹脂表面改質、大気圧プラズマによる樹脂表面改質の4項目の説明を交えた実演を行いました。「大学院で行っている研究を企業の方々に向けて説明するという、とても貴重な経験をさせていただきました」と語るのは実演を行った工学研究科 物質生命科学専攻 博士前期課程2年の秋澤英里さん。「展示会を通して多様な企業の技術開発について知ることができたので、今後の研究生活に活かしたいと思います」と秋澤さんは話しました。
省資源、省エネルギー、リサイクル、長寿命化、安全性など、私たちを取り巻く環境への調和性を考慮しなければならない現在において、表面改質技術の役割はますます増大し、その高度化が求められています。材料・表面工学研究所は表面改質技術全般について研究し、産学協同研究を活発に進めています。
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