世界の子どもたちの飢餓をなくすために 「WFPウォーク・ザ・ワールド ワンステップクローサープロジェクト」 経済学部石坂ゼミ

#経済学部 #WFPウォーク #JICA横浜

12月9日(木)、経済学部経済学科石坂ゼミの学生たちが、認定 NPO 法人国連 WFP 協会が企画する「WFPウォーク・ザ・ワールド ワンステップクローサープロジェクト」に参加しました。

国連 WFP は、国連唯一の食糧支援機関である WFP 国連世界食糧計画と、それを支援する認定 NPO 法人である国連 WFP 協会という 2 つの団体の総称です。国連WFPは、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関として、紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、途上国の地域社会と協力して栄養状態の改善と強い社会づくりに取り組んでおり、2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。
「WFPウォーク・ザ・ワールド ワンステップクローサープロジェクト」は、子どもたちの飢餓をなくすために歩みを止めることなく、一歩でも前へ進み、次のステップにつなげたいとの願いから発足したプロジェクトであり、参加費の一部が国連WFPの学校給食支援に役立てられます。
石坂ゼミでは「食」をテーマに国内外の課題について学んでいます。10月には国連WFP協会と連携してゼミ生たちが高校生を対象に「食」から世界を考える講座を実施しました。さらに、このプロジェクトによって世界の食料問題の取組みに参加し、WFP協会を訪問してより学びを深めることになりました。
学生たちは午前中に京急線の日ノ出町駅に集合し、みなとみらいにあるWFP日本事務所に向かってウォーキングを行いました。

事務所に到着後、WFP協会の瀬上倫弘さんより、WFPの取り組みについて講義を行っていただきました。発展途上国への学校給食支援の目的について瀬上さんは、「子どもたちへの栄養供給や教育機会を広げるだけでなく、途上国内での地産地消の仕組み作りにも結び付き、小規模農家の収入の安定が子どもたちの教育機会拡大につながります」とお話しされました。瀬上さんの講義を聞いた3年生の池田裕太郎さんは、「石坂ゼミに入ってからWFPの活動を知り、実際に活動している方の話を聞けたのはとても有意義でした。今後はWFPのような国連機関の他に、企業が行っている支援事業内容なども調べてみたい」と学びへの意欲を話しました。

※WFPのプロジェクトのページに学生たちの写真とメッセージが掲載されています。ページはこちら

講義を終えた後、学生たちは独立行政法人国際協力機構(JICA)横浜センターを訪ねました。JICA横浜は開発途上国からの研修員受入事業(青年研修を含む)をはじめ、市民参加協力事業、移住者・日系人支援事業、中小企業支援・民間連携事業、ボランティア事業 など幅広い分野の事業に携わっています。ここでは元青年海外協力隊員の佐野太一さんより、実際にエチオピアに派遣された際の活動をお話ししていただきました。
佐野さんが長年続けてきた卓球を現地の子供たちに教えて広める中で行った活動について、画像や動画を交えながら説明していただきました。話を聞いた経済学部2年生の篠原秀介さんは、「アフリカの現地の生活の話を生で聞く機会は今までになくとても新鮮でした。エチオピアが日本と同じくらいの人口なのに貧困で苦しんでいる層も多くいることが衝撃でした」と感想を話してくれました。

今後も関東学院大学は、よりよい社会の構築に向けた研究を推進していきます。

国連 WFP の学校給食プログラム】 国連WFPは途上国の学校で、毎年およそ 2000 万人の子どもに給食を届けています。学校給食があるこ とで親は積極的に子どもを登校させるようになり、子どもたちも空腹に悩まされず、集中して勉強することがで きます。就学の機会を与えられにくい女子児童の登校も促し、女性の権利向上にもつながります。約 30 円の 寄付で、子ども 1 人に 1 日分の給食を届けることができます。

  • SDGs_1
  • SDGs_2
  • SDGs_3
  • SDGs_4
  • SDGs_10
  • SDGs_16

トピックスについての
お問い合わせ

関東学院大学 広報課

 住所 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
 TEL 045-786-7049
 FAX 045-786-7862
 E-mail kouhou@kanto-gakuin.ac.jp