横浜市立横浜商業高等学校国際学科が主催するYokohama Student Forum(YSF)を横浜・金沢八景キャンパスで開催しました。

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12月18日(土)横浜市立横浜商業高等学校国際学科が主催するYokohama Student Forum(YSF)を横浜・金沢八景キャンパスで開催しました。

Yokohama Student Forum(YSF)は、横浜市立横浜商業高等学校国際学科が2005年から毎年主催している高校生による日本語禁止、英語のみで行う学生会議です。テーマ設定、会議で使用する資料作成、会議の運営をすべて生徒主体で行い、今年は神奈川県内外から10校が参加しました。

今年の議題はCO-EXISTENCE with Nature。第1部では自然共生というグローバルな問題に関心を持ち、気候変動はじめ様々な観点から自然共生に関する現状やその背景について知識を深めることを目的とし、生徒による6つの基調プレゼンテーションを行いテーマに関する理解を深めました。

第2部では、「高校生の私たちにできることは何か」に論点を置き、生態系、消費主義、エネルギー、環境教育、国際協力をテーマにした5つの分科会に分かれグループディスカッションを行った後、全体会で各テーマにおける解決策や高校生にもできる活動の提案を行いました。生徒たちは国際交流に関心を持つ他校との交流を深め、グループディスカッションをする中で、プレゼンテーション能力や問題解決能力の向上を図ることができました。

最後の講評の時間では、国際文化学部村岡美奈講師より「皆さんのディスカッションや発表を聴き、高い英語運用能力のみならず、環境や気候変動に関わる諸問題について深い理解を持たれていることにとても感心しました。近い将来、この複雑な問題に取り組むなかで、リーダーシップをとっていくのは皆さんのような若い世代であることを再認識しました。すでに地球環境は深刻な状況におかれていますが、それに挑む研究者たち、このフォーラムのように、考える大切な場を設けてくださる皆さんの先生を含む教育者たち、そして皆さんのような学ぶ意欲にあふれ、問題に真っ向からチャレンジすることを厭わない生徒たちがいることは、とても心強いと思います。」と参加した高校生たちへのメッセージが贈られました。

・山形県羽黒高等学校生徒のコメント

すべて英語という環境で緊張しましたが、県外の高校生と触れ合うことで刺激を受け、もっと英語力を高めたいと感じました。グループディスカッションの中で初めて触れた情報も多くあり、自分にできることは限られるかもしれませんが、小さいことから始めてみて、自然共生を羽黒高校から山形県に広めていきたいと思います。

・横浜商業高等学校国際学科2年 、YSF委員長 前平紗希さんのコメント

2021年4月にチームを結成して以降、夏休み中はコロナ禍で思うような活動ができず、開催に向け不安な面もありましたがオンラインミーティングを活用しながらメンバーで協力し、国際学科の伝統行事YSFを無事終えることができて安堵しています。高校入学前は社会問題に気をとめていませんでしたが、YSFの活動を始めたことで社会問題に興味を持つようになりました。今後は「私たちに何ができるか」を問い続け、各分科会で出てきた案を実現できるように引き続き活動していきたいと考えています。

今後も関東学院大学では、高校生が将来における自己の在り方や生き方を考え、主体的に活動できる機会を提供していきます。

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