2021年度建築・環境学部 建築・環境学科 卒業設計公開発表・審査会が行われました。

#建築・環境学部 #卒業設計公開発表・審査会

2月11日(金)に2021年度建築・環境学部 建築・環境学科の卒業設計公開発表・審査会が行われました。卒業設計公開発表・審査会では4年生が卒業設計を発表し、その内容や作品を、本学の専任教員9名に加え、建築家として一線で活躍している非常勤講師の先生方14名、計23名が審査し、金銀銅の3賞を選出します。今回はコロナ禍の感染拡大防止のため、対面とオンラインを併用しながら行われました。

司会は粕谷淳司准教授が務め、初めに大塚雅之学部長から開会の挨拶があり、「事前に何名かの学生にヒアリングをしていて、熱い意気込みを聞かせてもらっています。皆さんの作品の素晴らしさを思う存分アピールしていただければと思います」と発表する学生たちへの期待を口にしていました。

全部で14名の学生がそれぞれ自分たちの卒業設計作品について発表しました。発表者は作品を教室前方に設置し、パワーポイントを使いながら、コンセプトやこだわりなど作品内容について説明します。説明を聞いた教員たちは飾られた模型やポスターなどをじっくりと観察しながら、テーマや設計についての質問や良かった点を褒めるなど、時間内ぎりぎりまで講評をしていました。オンラインで参加している教員からも講評の声が絶えず、最終的にはオンライン含め、教員、学生、卒業生など最大80名ほどの参加者がいました。コロナ禍で蓄積してきた対面・オンライン併用のノウハウが発表会に活かされており、会場は熱気に包まれていました。

学生の発表が終わり、その後は教員たちによる投票が行われ、以下のような結果となりました。

【金賞】 黒柳 静希

「00式横須賀 地形を更新する都市近郊における再開発」

【銀賞】 内藤 伊乃里

「はざまの長屋 きょうだい児のためのサードプレイス」

【銅賞】 永山 千夏

「萌え沈む都市 地球と人類、それぞれの生命活動の相互関係を築く都市の在り方の提案」

左から、黒柳さん、内藤さん、永山さん

金賞を受賞した黒柳さんの作品のテーマは、「00式横須賀 地形を更新する都市近郊における再開発」。都市の再開発によって街が均質化していき、今まで存在した街の個性が消えていくことを問題点として挙げ、横須賀中央駅周辺をモデルに、地域の歴史や文化を残しながら、万人が集まることが出来る機能を一体化した駅を設計しました。黒柳さんは、「今日の発表を通し、先生方の講評を聞く中で、自分の作品や設定したテーマへのさらなる知見を得ることができました。また金賞という素晴らしい賞を受賞することが出来たことは自分の自信に繋がります。とても嬉しいです」と受賞の喜びを語りました。

総評として先生方からは、「どの学生たちも現在の社会的問題は何なのかを真剣に考え、自分たちの未来の社会を見てそれぞれテーマを設定しているのを強く感じました。また我々教員では想像がつかない設計作品が多く発表され、非常に楽しい気持ちで聞くことが出来ました」という声がありました。

参加していた建築・環境学部のOBからは、「それぞれの学生たちの作品に込めた想いが伝わり、自分も4年生の時に発表した記憶が蘇ってきました。また社会人になった今の立場でこの発表・審査会に参加すると、建築関係だけでなく、様々な職業の社会人や他の学部の学生にも聞いてもらいたい、社会的なテーマが感じられる発表なんだと改めて思いました」とコメントがありました。

 

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