栄養学部 管理栄養学科の細山田 洋子教授のゼミナールに所属する学生が、無印良品の商品をベースとしたアレンジレシピを考案しました。このレシピは、のびのびのば園と無印良品港南台バーズとのコラボ企画「親子で楽しく調理体験!!~無印良品の商品を使ったアレンジレシピ調理体験~」のために考案されたもので、神奈川県内の無印良品の店舗や地域の小中学校、子育て支援施設などへ配布されています。
プロジェクトが始動したのは10月。プロジェクトの目的や本質の理解を深めるため、のびのびのば園の石井教諭よりこれまでの園の活動実績や食育について、また、無印良品担当者からは企業理念や商品コンセプトが学生たちへ伝えられました。その後学生たちは、数多くある無印良品の商品からアレンジレシピのもとになる商品を決め、学内での試作や意見交換を行いました。また無印良品のスタッフの試食機会も設けられ、数か月を経て計11品目のレシピが完成しました。
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レシピ考案に携わった学生へお話を聞きました。
「事前レクチャーの際、幼児期の身体特性の復習として年齢ごとの子どもの歯形を再確認しました。大人になった今の一口サイズが当たり前になっていますが、子どもの食べやすい大きさについて改めて考えさせられました」と話すのは吉田亜弥さん(栄養学部管理栄養学科3年)。吉田さんが考案したのは、「素材を生かしたパスタソース 粗挽き肉のボロネーゼ」を使用した『アレンジミートソースでミートパイ』と、「てんさい糖ビスケット」を使用した『くまさんのおひるねチョコパイ』。
考案したレシピについて、「『アレンジミートソースでミートパイ』に使用したパスタソースは、パスタで使用する分には問題ないですが、単品だと味が濃く感じるので、トマト缶と乾燥マッシュポテトを加えて風味を調整しました。マッシュポテトは味をまろやかにして、舌触りをよくするために水ではなく牛乳を加えています。『くまさんのおひるねチョコパイ』は、見た目がとてもかわいらしいのでおすすめです。どちらのレシピも、パイシートの生地を伸ばす工程があるので親子で楽しんでいただけると思います」と話しました。
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「このプロジェクトを通して、食品の特徴について学ぶ授業で身につけた知識が実践的に生きていると感じました」と話すのは本宿澪さん(栄養学部管理栄養学科3年)。本宿さんは「不揃いバウム」を使用した『焼きバウムのサクサクパフェ』と、「チキンのトマト煮」を使用した『ハーブ香る!イタリアンオムライス』の2品目を考案。
レシピについて「『ハーブ香る!イタリアンオムライス』に使用している「チキンのトマト煮」は味がしっかりしているので、減塩のため卵の味付けはしていません。大人と子供の1日当たりの塩分摂取量は違うので、きちんと調整する必要があると考えました。調理工程もシンプルで、フライパンひとつで済むのでとてもおすすめです。『焼きバウムのサクサクパフェ』は、バウムをトースターで焼くと香りをよく感じることができます。自分の好きな味を取り入れることができるので、アレンジ幅をさらに広げてもらえたら嬉しいです」と話しました。
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「初めて料理にチャレンジするお子さんにも、食品の手触りや熱さ、冷たさなどを感じながら料理の楽しさを知って欲しいと思います。このレシピを手に取って頂いた際には、親子で会話しながら楽しんでもらえたら」と2人は笑顔で話しました。
関東学院大学は、社会のさまざまな分野に学生たちがアプローチしていく機会を継続的に提供していきます。
※学年は取材時のものです。
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