横浜中華街 状元樓の取締役による講演会を実施 人間共生学部 チャイナタウンカルチャー・リサーチ演習

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6/7(火)、人間共生学部コミュニケーション学科の施 桂栄教授が担当するチャイナタウンカルチャー・リサーチ演習で、横浜中華街や自由が丘で上海料理のレストラン「状元樓」を経営する陣恵さんと陣大介さんが講演を行いました。

チャイナタウンカルチャー・リサーチ演習では、2023年に開校する横浜・関内キャンパスで学ぶ予定のコミュニケーション学科の学生が、同キャンパスからほど近い距離にある横浜中華街について理解を深め、神戸や長崎の中華街、および欧米にある中華街のさまざまな文化を比較調査し、実践的に学ぶことを目的としています。日本と海外にある中華街文化をリサーチすることにより、中華街の歴史や文化の形成、発展、および中華文化と現地文化の融合、さらに異文化共生のプロセスなどについて理解を深めます。今回の講演では、横浜中華街で60年以上の歴史を持つ状元樓の歴史や経営についてや、コロナ禍で観光客が減ってしまった時期の取り組みなどについて学生へお話し頂きました。

状元樓は、陣恵さんのおばあ様がお店を立ち上げ、お母様に引継ぎ、恵さんが三代目。女性経営者ならではの苦労もあれば、良さもあったそうです。横浜中華街に構える本店では、フランス租界時代をイメージした建物に、中華家具を置くモダンなスタイルです。フロアごとにコンセプトが異なるため、料理の味はもちろん、お店の空間を楽しむお客様も多く、予約時にフロアを指定する方もいらっしゃるそうです。また、恵さんが状元樓を経営していく上で大切にしているのは、過剰すぎるサービスとも言われるSAVOR(堪能して頂く)の精神。素人だからこそ、お客様にできることを最大限に発揮しようとし、どんな時も相手のことを想う気持ちを忘れません。そんなお店に誇りを持っていると語る恵さんの姿に、背中を押された学生もいたようです。「外国語に興味があり、文化なども学べるのでこの授業を履修しました。インターナショナルスクールに通い、英語が母国語だったという恵さんが、状元樓の経営に携わるようになり中国と日本語を学んだ方が苦労したと聞き、興味があるからという理由で授業を選んでいる自分と比較してみても、お店の経営のために言語を学ぶことは大変さを想像することができました」といった感想が参加学生から寄せられました。

また、陣大介さんは、コロナ禍でも新たな形態を手掛けるなど、多くの人と関わりながら前向きに取り組んできた経験から、経営だけに関わらず、学生時代の普段の生活から問題解決に目を向け実践していくことの大切さを語り、「人と繋がれたとき、自己成長につながるとき、社会に貢献することができたときに、人は本質的な幸せを手に入れることができるのではないか。行動できるのは今しかないからこそ、皆さんには勇気をもって手を挙げ、一歩踏み出していくことを意識してほしい」とこれからの学生生活で様々なことに挑戦しようとしている学生にエールを送りました。参加した学生の中には、「行動する時には必ず期限を設け、目的や方法を定めたうえで取り組むことが大切とおっしゃっていたのを聞き、経営に関わらず、普段の生活の問題解決の際にも同じことがいえると感じた」と実践していく上での気づきを得たといいます。

学生にとっては、現役の経営者から直接お話を聞くことができ、とても貴重な時間となった今回の講義。お店の歴史やコンセプト、経営者の想いを知り、横浜中華街に対する親しみを深めた様子でした。

関東学院大学では、今後も地域を学びのフィールドとする教育を展開していきます。

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