第1回Sport in Life アワード最優秀賞を受賞
建築・環境学部中津秀之准教授が参加する
渋谷どこでも運動場プロジェクト

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一般社団法人TOKYO PLAYが渋谷区と協同で行っている、渋谷どこでも運動場プロジェクトが第1回Sport in Life アワードで最優秀賞を受賞しました。建築・環境学部の中津秀之准教授はTOKYO PLAYの理事を務めており、今回のプロジェクトではアドバイザーとして現場を支える裏方を務めました。

Sport in Life アワードはスポーツ庁が創設した、スポーツ人口の拡大に資する優れた取組を表彰するプロジェクトです。スポーツ庁ではこのアワードで受賞された取組を広く社会へ発信することで、より多くの国民のスポーツ参加の機会を創出し、Sport in Life(生活の中にスポーツを)の実現を目指していきます。
最優秀賞に選ばれた渋谷どこでも運動場プロジェクトは、渋谷区自身を「15平方キロメートルの運動場」と捉え、日常的な運動、楽しみで行うスポーツ、すべてが暮らしに溶け込むような、思わず身体を動かしたくなるまちづくりを進める渋谷区とTOKYO PLAYが連携し、暮らしに身近な道路や緑道、公園など人が行き交う場所で、スポーツや遊びを通して体を動かしながら、同じ地域に住んでいる人同士がつながることのできる機会づくりを推進するプロジェクトです。

審査員からは、「遊びの中で、体を動かし、地域一丸となってコミュニティも作れる素晴らしい取り組み。地域全体をフィールドとし、日常生活空間としての街中をスポーツ空間にすることで、多くの人にアプローチできる。また申し込み不要・無料であることも参加障壁を大きく低減させている」などのコメントがあり、このプロジェクトがSport in Lifeを体現している点が高く評価され、今回の最優秀賞受賞に繋がりました。

最優秀賞を受賞したことについて中津先生は、「私は元々TOKYO PLAYの前身である『子どもの遊びと大人の役割研究会』で、子どもの遊びと都市との関わりを研究しており、その時から、地域の人々や子どもたちが遊べるような空間で交流を深めるイベントを自治体などと協力して行っていました。今回のプロジェクトは渋谷区のまちづくりの方針に対して、実績があるTOKYO PLAYが企画提案を行い、採用されたことからスタートしました。参加者からは地域間の繋がりや、体を動かす楽しさを感じる声が多く上がり、プロジェクトの狙いとするところの実現は出来たと思っています。そういった私たちが今までやってきた取り組みが審査員の方々から理解され、また最優秀賞として評価されたことは大変光栄です」と受賞の喜びを口にしました。

また「今回この賞の名が『Sport』というところも重要です。複数形の『Sports』とはまた違い、『Sport』は体を動かす、という意味。競技的なスポーツを行うだけでなく、高齢の方や体が不自由な方でも、外に出て子どもたちや地域の人々と関わるだけで、その交流が活気あるまちづくりに繋がっていきます。渋谷区に関わらず、地域を運動場とした多世代の交流が図れる場づくりやイベントなどを企画していきます」と今後の展望を語りました。

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