法学部木村ゼミナールの学生が運営する地域交流拠点「守谷の間」でワークショップを開催 追浜小学校の児童が参加

#空き家 #谷戸 #横須賀市鷹取

6/24(金)、法学部の木村ゼミナールの学生たちが地域交流拠点「守谷の間」で、追浜小学校の児童を招きワークショップを開催しました。「守谷の間」は、関東学院大学の金沢八景キャンパスよりほど近い横須賀市鷹取にある谷戸地域(※)で課題となっている空き家問題に取り組むため、人間共生学部共生デザイン学科の学生が横須賀市と協同して築約80年の木造2階建て住宅を改修し、法学部の学生たちが運営を引き継いだものです。木村ゼミナールでは、2019年より「守谷の間」で地域の交流拠点を企画運営する取り組みを行っており、本ワークショップは、このエリアに住む子供たちの地域への愛着を醸成することを目的とし、まずは「守谷の間」を運営する大学生と知り合うきっかけとなるよう、学生たちが企画・開催しました。

「守谷の間の庭をどのような庭にするのがよいかを考える」をテーマに、追浜小学校の4年生19名と教諭3名が参加した今回のワークショップ。子どもたちは、木村ゼミナールの学生による世界の庭園についてのミニレクチャーを受けた後、庭の輪郭とすでにある樹木が描かれた用紙に、「池」や「花」、「草(植栽)」、「岩」などのパーツを自由に貼り付けたり、色鉛筆で思い思いのデザインを描き、庭を完成させました。

ワークショップを企画した木村ゼミナールの学生は「児童の柔軟な発想や、無尽蔵のエネルギーに圧倒されました。彼らのエネルギーやアイデアを、同じ学生という立場である自分たちの手で地域創生に繋げることが、私たちの目指す地域創生の形です。これからも若者の力で地域に活力を届けることができれば」と振り返ったほか、追浜小学校4年生担任の永山飛馬教諭は「学生と子どもたちが一緒に活動・学習ができることをとても嬉しく思います。活動を通して、たくさんの人と触れ合い、さまざまな多様性に触れ、地域をさらに好きに大切にしようという子供たちの心を育てていきたいと考えています。これからも、守谷の間を拠点にさまざまな活動を行っていきたい」と語りました。

今後は、鷹取町内会との連携により、「たかとり・お助け隊」(地域の困りごとをお手伝いする町内会活動)のメンバーと児童とが知り合う機会をつくり、児童と大学生、「たかとり・お助け隊」の三者の交流を目指します。引き続き「守谷の間」における活動にご期待ください。

 

※谷戸(やと)とは
神奈川や東京・多摩地区で、丘陵地が長い時間をかけて浸食され形成された谷状の地形を指して用いられる言葉。横須賀市は南北に丘陵が連なり平地が少ない地形のため、明治初期に軍港が開かれると関係者の居住地として、これらの丘陵地が宅地に利用された。横須賀市では49地区を谷戸地域として指定している。

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