空き家を改修したシェアハウスの共用部をまちに開放し多世代交流拠点として活用 建築・環境学部 酒谷研究室

#横浜市金沢区 #空き家改修

建築・環境学部の酒谷研究室では、横浜市金沢区にある小泉(こずみ)地区の活性化を目指し、築50年で約10年間空き家だった建物のリノベーションプロジェクトに取り組んでいます。現在、このシェアハウスには建築・環境学部の学生3名が入居しており、1階のリビングやキッチンの共用部を小泉地区の人々が集う多世代交流拠点として活用しています。横浜市の助成を受け、共用部が大きく改修されることが決まりましたが、どのような空間をデザインするか、またその活用方法について、建築を学ぶ学生たちと地域の人たちがともに考えるワークショップを2022年4月より定期的に実施しており、7/17(日)には最後となる4回目のワークショップを開催しました。子供たちを含む地域の人たちと学生が約30名集まりました。

模型を使って話し合いが行われてきた過去3回のワークショップでは、「まちに開いた小泉地区の多世代拠点」、「学生のエネルギーを源とした共創と共鳴」という同施設の役割や特徴から、施設の名称を「こずみのANNEX」と決定し、ロゴマークを制作しました。最終回となる今回のワークショップは「現場でつくろう、考えよう」をテーマに、「こずみのANNEX」の1階で実施。参加者たちは、リノベーションにより新設する予定の「道行く人がふらっと立ち寄れる大きな縁側」や、道路に面した壁に新たにつける「多様な活用が外にあふれ出す大きな窓」、シェア農園などの屋外活動が行える「協働の庭」の場所などを実際に見ながら、どのように使っていきたいかを考えました。実際の建物に身を置きイメージを膨らませながら、それぞれが考えるたくさんのアイディアを付箋に記しました。

工学研究科1年の荒川百花さんは「設計者のみで考えるのではなく、建物に住む人や地域の人の意見を取り入れながら設計する点で、このプロジェクトに魅力を感じています。ワークショップは毎回録画し、話し合いの内容を記録しています。第1回、第2回のワークショップは20分の1の模型、第3回は10分の1の模型、そして今回は実際の建物で実施しましたが、模型が無い状態で話し合うと『この場所でこういうことがやりたい』といった空間の活用方法についての意見が多く、模型があると『この段差を無くしたい』といった目の前にある空間と強く結びついた意見が増えるなど、内容にも違いがでてきます。録画した話し合いのデータを検証し、設計者と住む人の意見をどのようなバランスで取り入れるのが良いのかを考え、修士論文に活かしたい」と語りました。

共用部のリノベーションは、ワークショップの結果を踏まえ、2022年度中に行われる予定です。今後の「こずみのANNEX」における活動にもご期待ください。

 

※本プロジェクトは、横浜市の「ヨコハマ市民まち普及事業」の令和3年度助成対象に選定されています。

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