法学部で開講の科目「地域リーダー育成演習1」では、人口減少時代における地域資本として自治体が力を入れている「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」の強化や「関係人口」の増加について、演習を交えながら学んでいます。2022年は沖縄の本土復帰50年となる記念の年ということから、今年度は「関東学院大学版 沖縄県人会」設立を本科目の最終目標とし、学生たちが会員の募集活動や交流活動などを企画・実践しました。
都道府県人会の中でも繋がりが強いことで知られる沖縄県人会ですが、東京沖縄県人会は同県出身者だけでなく沖縄ファンにも入会を勧めるなど、「関係人口」予備軍のつながり作りと、沖縄という地域社会におけるソーシャルキャピタルの強化に積極的に取り組んでいます。関東学院大学にも沖縄県出身の在学生やOBOGが数多くいること、また、2018年より実施している「地域創生まじゅんプロジェクト」を通して学生が沖縄について学んでいることから、沖縄と何らかのつながりを持ちたいファンも多いだろうと考え、東京沖縄県人会をモデルにした関東学院大学版 沖縄県人会を「KGUおきなわファミリー」と命名。設立に向け、学生たちは鶴見沖縄県人会や川崎沖縄県人会、琉球放送などへインタビューを行うなど春学期の約4か月をかけて活動を行いました。
学生たちが企画した活動の一つとして、7/8(金)に、横浜・金沢八景キャンパスにおいて「KGUおきなわファミリー」会員募集イベントである「シーサー色付け体験」を実施しました。学内にポスターを貼るなどの積極的な広報活動の成果もあり、約30名の学生や教員が同イベントに集まりました。参加者はシーサーに思い思いのデザインで色付けし、記念写真の撮影を行いました。本イベントを企画した法学部2年の中村里彩さんは「授業の空き時間などを利用して気軽に立ち寄ってもらえるよう、イベントの日程や実施時間、場所などを工夫しました。チラシやポスターの他、会員募集のうちわなどを制作し、みんなで協力しながら広報活動を行いましたが、金沢文庫キャンパスの学生が予想外にたくさん参加してくれ嬉しく思います」と語ります。
色をつけたシーサーとともに記念撮影。
「KGUおきなわファミリー」会員へ申し込んでいただきました。
そして、7/21(木)には、最終目標であった「KGUおきなわファミリー」の設立総会を開催。総会では、初代会長に田中悠太さん(法学部)、副会長に遠藤晴叶さん(法学部)、中村里彩さん(法学部)、事務局長に井上寛太さん(法学部)が選出されました。今後の活動としては、10/31(月)~11/3 (木)に沖縄で開催される世界各地の沖縄県系人と県民との交流イベント「第7回世界のウチナーンチュ大会」の前夜祭パレードへの出場を目指しています。今後の「KGUおきなわファミリー」の活動にもぜひご期待ください。
設立総会の様子。
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